何年も前から ぜひ訪ねてみたいと思っていた花まつりが
東京の隣りの埼玉県秩父地方にあります。
「何とも素敵だな」 と、思わせる古くからの風習です。
秩父といえば東京奥多摩に接する地域で、比較的近い所です。
これが一般的な4月8日ではなく
ほぼ一ヶ月遅れの5月4日の早朝に行われ
開始時間に間に合う様に 朝暗いうちに出発しました。
~ 花まつり ~
お釈迦様の誕生を祝う
古くは 潅仏会 ( かんぶつえ ) といわれる仏教行事です
推古天皇代 ( 606年 ) 聖徳太子の提唱で
元興寺で行われたのが最初といわれています
明治以降 ” 花まつり ” といわれるようになりました
補充の花籠が山道に置かれていました
~ 塚越の花まつり ~
藤の節句とも言われ
子供たちが主体になって行う
日本の山里の風情を感じさせる ” 花まつり ” です。
ふもとの熊野神社から
山腹にある米山薬師堂までの約300mの山道を
子供たちの手によって集められた花びらを撒きながら進みます。
到着地点の米山薬師堂で
一斉に天に向かって撒く その様子は
この世のものとは思えぬ程の美しさ ・ ・ ☆ ☆ ☆
~ 米山薬師堂 ~
延亨3年(1746年)建立
薬師如来を本尊とし十二神将を祀る
古くより眼病に ”霊験あらたか” と篤く信仰されてきました
~ 花御堂 ~
お釈迦様の生まれた ”ルンビニ園” の花園を表わします
花まつり前日(5月3日) 塚越の子供たちは
熊野神社にお籠もりして アマチャ ⋅ 花びらの準備
自分たちで摘んできた花びらで
花御堂 ( 高さ60cm巾50cm程 ) の
飾りつけをしながら一晩過ごします
塚越の花御堂は ”藤が垂れ下がった飾りつけ” が印象的!
~ 花御堂 ~
お釈迦様にアマチャをかけているところ
花を撒きながらの行進と
薬師堂で環になっての一斉の花撒き ・ ・
どうもお客さんが多いので
両方を観ることは無理そうです
薬師堂で待つ事にしました
先頭の子が到着すると まずは米山薬師堂にお参りします
一斉に花びらを ”天” に向けて!!
☆ 笑顔 キラッ ☆
花びら両手いっぱい掴んで空に向けて!!
☆ この瞬間 ここにいるすべての人に笑顔溢れる!!☆
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一面の花びら ・ ・
夢のあと ・ ・
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若い学校の先生と記念撮影
帰り道 ・ ・
夢の跡 ・ ・