木々たちからの授かりものは本当に有難いものだけれども後始末にも大変手間暇かかるものです。
一斉に天日干ししました。

上から山梨 その左下・・銀杏(白くて見えにくい) 右・・カヤの実
左・・鬼胡桃 中・・ケンポナシ 右・・栗
X状の棒に板の付いたもの・・鬼胡桃を洗う道具(里芋を洗う道具と同じ)
たるに胡桃と少量の水を入れ板の方を下にして右に半回転 左に半回転して
実同士を擦れ合わして汚れを落とす。
胡桃はこの状態で長期保存できますが、このあと中身をきれいに取り出すにもそれなりのコツ
というものがあって 毎年繰り返す中で最近になってようやくマスターできたところです。
市販のケンポナシ茶とケンポナシの柄部分

家の南側にあるケンポナシの木の実と柄部分 ・・不思議な形

ナシと言っても梨とは関係無く梨の様な味がするということでこの名の様です。(クロウメモドキ科)
全国的に分布していますが個体数は多くはなく群生はしないし葉なども一見極普通(実は特徴がある)
なのでよほどでないと気付かない。
晩秋冷え込んでくる時期に落ちてくるので そんな時に気付くことがある。
黒く見える部分が実で乾燥した状態でパサパサです。長さ2~3mmの細い軸があって肥大化た柄
(ジューシーな部分)に繋がっています。 この部分が稀にみる何とも言えぬ良い味がします。
先端に乾燥した実があり付け根の柄の部分に甘味がある・・
独特な形態に自然界の多様性におどろきます。
天然のものは採集だけではなく、保存できる状態あるいは食べられる状態にするまでに大変手間暇
がかかるしそれなりのコツも必要で、体験の繰り返しの中で覚えていくしかない。
栽培品などと比べてみても手をかけるだけの価値がある事を実体験を通して知ることができた。