街中に住んでますがちょっと気をつけて見てみれば 河原や神社や公園その他いたるところに
木々がある事に気付く。
ありがたい事に私でさえも木々たちの恵みに授かる事がある。
はじめに 「葉書」 の語源となったという 「多羅葉」 のある近所のお寺へ行ってみる。
肉厚で表面はつややかな光沢を持つ・・ いかにも常緑広葉樹らしい葉をしています
箸で書いててみるとこんな感じで真っ黒な線が浮き出てきた。
強く書かなくても真っ黒な線が浮かび上がる・・・
あまりにも鮮やかに黒い線が浮き出るものでちょっと愕き!!
不思議? ・・ですね!
次は毎年この時季になると 「カヤの実」 を採りに行く近所の神社へ・・
宝亀(ほうき)年間に植えたという記録が神社に残っているので
少なくとも1232年以上経っているという事が分かっている。(宝亀770~781)
想像がつかない程の歳月を この地に生きてきたのですね!!
木というのは時間のスケール感が人間社会とは全く別世界だなぁ! と
つくずく思い知らされる。
カヤの実の特徴としては約6割が脂質 (リノール酸・オレイン酸・リノレン酸)で
コレステロールの沈着を防ぎ 美肌・肌荒・薄毛(はげ) に効果があるという。
カヤの実に特に多いビタミンEとの相乗効果で効果覿面なのだそうです。
昔どこかで聞いた 「カヤの実」 や 「くるみ」 一日ひとつ食べると体に良い
(いつまでも若々しく) というのは本当だったのか?
隣のおばあちゃんがよく言っていた。カヤの実からとれる油のお燈明は特に明るい。
そしてどんなに寒くても凍る事はないと・・
調べてみると紀州高野山では確かにカヤ油のお燈明を使っているという。
食べられる様にするには外皮を取り一週間ほど灰汁に晒し炒って殻を割って食す。
今日の収穫・・ 緑色の外皮を取って洗うまで 形・大きさもほぼピーナツと同じくらい
寒い時分にストーブの上で炒って食べる 美味しいナッツです。評判いいですよ!
樹齢1200年の木の実(分身)だから良いに決まってる → 私の思い込みです(笑)
材は緻密で弾力性がある 将棋盤・碁盤の最適材はカヤ
その道のプロによると駒を打つ時に弾力性があるので長時間でも疲れにくいという。
そして何といってもその色合(黄色)と香り!!
何とも表現し難い甘い 「良い香り」 なのです。
ミヤマガマズ ミのあるところにも寄りました。
果実を採集してホワイトリカーに漬ける
色鮮やかな美味しい果実酒で
毎年の楽しみです。
前に来た時は台風の被害を受けてましたが
今日、別のところで遅咲きの秋桜(コスモス)が一面に咲いてました。