脱シャンプーについて | ドゥーラのりこ

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オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

先日、クエン酸についてFacebookページでコメントをシェアしたところ、沢山のご質問メッセージを受けましたので、こちらで私の意見を述べさせて頂きます。


● 『遺伝子組み換えでないクエン酸はどこで購入出来ますか?』

の質問については、


「難しいと思います。」

が私の回答です。

クエン酸は、食品グレードであっても、ほとんどが遺伝子組み換えのトウモロコシ、遺伝子組み換えのテンサイのデンプンや糖に、遺伝子組み換えの麹菌を使用して製造されているのが現実です。

遺伝子組み換えでない(NON-GMO)とか、オーガニックと書かれているものは、遺伝子組み換えではないのでしょうが、まずは、数が非常に少ない、ということと、お値段が高め、というのがネックですね。

アマゾンで見つけた、遺伝子組み換えでないクエン酸はこちらです↓

Citric Acid - 5 Pounds - Food Grade , Non-GMO, Organic, 100% Pure - Alpha Chemicals Alpha Chemicals [並行輸入品]

もっと色々な所で探せば見つかると思いますが、結構見つけにくいですね。


● 『お湯だけで洗う、とは、どうのようにするのですか?』

という質問もかなり頂いております。


過去のブログ記事でもちょっと書いたと思うのですが、頭皮の良い常在菌を増やすまでは、時間がかなりかかりますが、挑戦されたい方は、下記を参考に。

① 洗髪前に、動物性のブラシで頭皮をよ~くブラッシングする。
このようなブラシがお勧めです↓

クッションブラシ シャトリクッション猪毛(中)
猪毛&豚毛 天然毛ブラシL 抗菌

このブラッシング過程で、頭皮や髪の汚れはある程度落ちます。
なので、ブラシ自体がだんだん汚くなりますので、月に1~2回ぐらいはブラシを洗ったほうが良いですね。(私は重層水に浸けたり、普通の石鹸で洗ったりしています。)

ロングの方や、髪の毛が絡みやすい方は、ブラッシングする前に、目の粗いクシである程度髪の毛をといたほうが良いですね。(私は木製のクシを使用しています。プラスチック製のものは出来るだけ避けましょう。)

ブラッシングのコツは、髪の毛の生えている頭皮だけでなく、首の後ろやおでこの上辺り等も優しくブラッシングして、血行を良くすることです。そして、時間をかけて、頭皮の血行が良くなるように、ブラッシングしていきます。(抜け毛や白髪防止にもなります。)

脱シャンプーに、このブラッシングは不可欠です、と言っても過言ではありません。

② お湯で頭皮をマッサージしながら、急がず、ゆっくりと洗髪します。(どちらかというと、髪より頭皮を洗います。)

まだ脱シャン歴の短い方は、時々、この際に重層水を使用してもOK。
髪の長さにもよりますが、重層大さじ1~3にお湯半カップ~1カップ程を入れて、しっかりと溶かし、それをゆっくりと頭皮にかけ、頭皮を優し~くマッサージします。
髪の毛よりも、指で頭皮を優し~くマッサージ、というのがポイントです。

重層は、弱アルカリ性です。
塩のようなものですから、目に入るとしみるので、重層水を使う場合は、目を閉じましょう。
強アルカリ性ではないので、あまり心配し過ぎる必要はありません。
ちなみに、天然塩も弱アルカリ性です。もちろん、海水も。

余談ですが、私は、ダイビングインストラクター時代の頃は、海水で洗髪していました。(海にプカプカ浮きながら、頭皮を優しくマッサージ♡ 今でも、海で泳ぐ時は時々、「海水洗髪」しております。)

脱シャンプ歴が長くなってくると、重層水を使う必要がほとんどなくなっていきますので、徐々に使う頻度を減らしていきましょう。

③ お湯だけだった場合はほとんど必要ないのですが、重層水を使った場合(或は海水!)、髪の毛が弱アルカリ性になっておりますので、それを弱酸性に戻す必要があります。

酢をお湯に薄めて(大さじ1~3ぐらいに1~2カップのお湯)、髪の毛全体にかけます。
このときも、念のため、目を閉じましょうね。

その後は、お湯で髪の毛全体をよ~くすすぎます。

こだわりたい方は、酢にローズマリーエッセンシャルオイルを数的混ぜても良いですし、蜂蜜を混ぜても、良いです。

重層を使わないのなら、お酢は要らないけど、ローズマリーエッセンシャルオイル1~2滴をお湯に混ぜてリンスすることも可能です。

酢は、何の酢でも結構ですが、私はオーガニックのリンゴ酢が好きですね。他の酢に比べて香りも良いし。
私は、リンゴ酢のボトルに、ローズマリーエッセンシャルオイルと蜂蜜を入れて、お風呂場に置いております。
ローズマリーは髪に自然な艶を与える効果があり、特に黒髪の方にお勧めです。

別にローズマリーでなくても、好きな香りのエッセンシャルオイルを使っても良いんですけどね。

ちなみに、酢の臭いは、髪が乾燥するとほとんどなくなりますのでご心配なく。


これだけです。

ちなみに、私は、シャンプーを卒業して、もうかれこれ、10年以上になるでしょうか?

おかげで、白髪はほとんどなく、枝毛も全くなくなりました。抜け毛も、シャンプーを使っていた頃にくらべると、かなり減りましたね。

現在では、お湯だけでの洗髪がほとんどですが、たま~に重層水を使ったり、生蜂蜜を使ったりしております。
重層水を使った場合は、リンゴ酢+ローズマリーエッセンシャルオイル+蜂蜜でリンスしております。

ちょっと古い記事ですが、こちらの過去の記事に蜂蜜で洗髪する方法を紹介しています。


● 『重層の代わりに、ベーキングパウダーは使えますか?』

ベーキングパウダーも一応、弱アルカリ性なので、論理的には、重層と同じように使えるでしょうね。
ただ、ベーキングパウダーにはアルミニウムが入っていることが多いので、「アルミニウムフリー」と書かれていないものは使わないほうが良いと思います。


● 『紀子さんは、炭酸シャンプーを何故されないのですか?』

一言で言ってしまうと、面倒臭い。
遺伝子組み換えでないクエン酸を探すのが面倒なんです。

ちなみに、炭酸シャンプーの材料は、重層とクエン酸。

天然の炭酸水を使う、という手もあるのでしょうが、天然炭酸水は、飲みたいです!

遺伝子組み換えでないクエン酸が手に入る方、或は、遺伝仕組み換えのクエン酸でも気にならない、という方は、大いにされて良いと思いますよ。リスクより、ベネフィットのほうが大きいと考えれば良いのですから。

私が、遺伝子組み換え農作に反対するのは、健康への害というのはもちろんなのですが、それよりも、将来の地球環境の為、と、モンサント社のコントロールに逆らいたい為、という理由のほうが強いです。


● 『脱シャン歴は長いのですが、髪の毛に艶がありません。どうしたら良いでしょうか?』

髪の毛の質は、食べるもので決っていきます。ケミカルシャンプー、ケミカルリンスを使用する場合、髪の毛が栄養不足でもごまかせます。でも、脱シャンプーすると、髪の毛が栄養不足の場合、ごまかせません。
その為には、まずは、髪の毛に良い栄養分を沢山摂ることです。
特に、動物性のものをしっかり摂ることで、コラーゲン、たんぱく質、脂質、ミネラル栄養分等がしっかり髪の毛にも行き渡ります。
基本的に、爪が健康的な方は、髪の毛の質も良いですね。
髪の毛の健康には、ボーンブロス(骨のだし汁)が特にお勧めです


● 『脱シャンプーをトライしているのですが、頭皮がベタベタになり、臭いです。』

頭皮の良い常在菌が増えるまで、時間がかかります。それまでは、悪い菌のほうが増えやすいです。

常在菌が十分に増えるまでは、頻繁にお湯だけで洗髪、時々重層水で洗髪、を繰り返しましょう。
だんだんと、重層水での洗髪の頻度は少なくても大丈夫になり、そのうち、お湯だけでの洗髪自体の頻度も減らして大丈夫になっていきますよ。
ちなみに、ケミカルシャンプーを使ってしまうと、常在菌の数がまた減ってしまうので、注意です。



この他にも、色々とご質問はあったのですが、主なものだけを紹介しました。