女王蜂になる | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

こんばんは。久しぶりのブログ日記です。

マッサージセラピスト&ドゥーラのエイミーズ紀子です。


数日前、友人の自宅出産にお手伝いしに行きました。

彼女は一人目の子供は病院で帝王切開になっていたので、今回はVBAC。

VBACというのは、過去に帝王切開を受けたけど、経膣分娩を試みる、というもの。
自宅出産の場合、VBACの成功率は病院に比べてものすごく高いんです。

彼女の自宅出産には、助産婦さんが2人、ドゥーラが2人、上の子の子守り1人が付きました。そして、旦那さんももちろん付き添い。

産婦さんは、女王蜂になるのが一番です。

女王蜂は、出産だけに集中し、働き蜂が女王様の為にせっせと働きます。

女王蜂は、働き蜂が作ってくれる最高の食事だけを食べ、(ロイヤルゼリーですね。)、最高の肉体&精神コンディションで、最高の卵を出産します。

産婦さんは、女王蜂になるべきであって、周りの人たちは、働き蜂として、女王様に従うべきです。産むのは女王様なのですから...

今日は、彼女の許可を得たので、彼女の自宅出産のストーリや、お産に関するアドバイスをご紹介します。


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ある朝の午前5時頃に前駆陣痛が開始。予定日を既に10日超していました。

私の友人は、赤ちゃんに産まれる日を決めさせたあげたい、ということで、予定日を過ぎても、「何もしない」という選択をとっていました。自宅出産なので、陣痛促進剤の話は絶対に出てきません。だから、焦らずゆっくり待つことが出来るのですね。
彼女は、「陣痛を促すツボ押しさえもしたくない、赤ちゃんが決めた日を信じる!」という考えでした。

私は、彼女の、赤ちゃんを信じている姿を見て、素晴らしいなぁと感心しました。
(私だったら、ツボ押しでも、ホメオパシーでも、針でも、何でもやちゃいそう!?)


午前8時頃には徐々に陣痛が定期的になり、強さも増してきたので、私に電話が入り、来て欲しいとのこと。

彼女はセントラルコーストに住んでいるので、私はシドニーから約2時間かけて車で行きました。

まだ、お産が始まったばかりなので、彼女はひたすら横になって休んでいました。

これ、重要です。

お産がまだ始まったばかりで、まだ狂いそうな程の陣痛でない場合は、ひたすら休むのがお勧めです。ベッドやソファーで左側を下にして横になってください。
水分補給や排尿も頻繁に行って下さい。食欲があるようであれば、消化の良いものを食べて下さい。これから、本格的なお産が始まるので、それまでにエネルギーを溜めておく必要があるのですよ。彼女は、ラズベリーリーフティー(安産のハーブティーと呼ばれています。)とチキンスープをひたすら口に入れていました。

私は彼女とおしゃべりをしながら、必要に応じて、彼女にマッサージやツボ押しをしていたのですが、お昼頃には、陣痛の間隔も狭くなり、強さも増して来た、ということで、彼女は、「お産の部屋」へ入っていきました。

そうなんです。「お産の部屋」を彼女は前から用意していたのです。

お産の部屋には、大きなベッド、お産用プール(空気で膨らますやつ。丸くて大きいです。)、色々なポジティブなメッセージが書かれた大きなポスター、家族の写真、沢山のキャンドル、お産に役立つエッセンシャルオイル、リラックス出来る音楽、バースボール、沢山のタオルやその他、自宅出産に必要なものが全てが完璧に揃っています。ここまで準備した彼女は素晴らしい!

部屋はもちろん、キャンドルだけの明かりにしており、まさに、洞窟、といった感じ。
お産が進みそうな雰囲気が漂っています。

私は、必要な時だけ、マッサージをしてあげたり、一緒にうめき声を出してあげたり(これ、かなりの励ましになるんですよ。)、時々応援の言葉をかけてあげたりするのですが、旦那さんとのプライバシーも尊重しつつ、必要な時は、彼女と旦那さんだけにしてあげたりもしました。

これ、とても重要です。

私のお産ドゥーラサービスをご利用頂いた方々は気付いたかもしれませんが、お産中では私は時々、消えます。(決してドゥーラの仕事をサボっている訳ではありません!)
プライバシーがあったほうがいい状況の時に、消えているのですよ。

お産は、セックスと同じ。旦那さんと特別な時間を過ごすもの。
人にあまり見られたくないもの、です。
プライバシーが尊重されていないと、進むべきお産もなかなか進みません。

ですから、旦那さんも、お産中の奥さんに対して、沢山の愛情を注いであげて下さい。
奥さんの顔を優しくゆっくりと撫でてあげたり、陣痛と陣痛の間隔の間には、愛しているよ、と声をかけてあげたり、(陣痛中には話しかけないで下さい!)、優しくキスをしてあげたり、心のこもったハグを沢山してあげて下さい。

このように、産婦さんが少しでもセクシャルに感じたり、愛されていると感じるようになったら、お産は順調に進むものなんです。これは、旦那さんの手にかかっている、といっても大げさではありません!

幸せホルモンである、オキシトシンは、愛されている、気持ち良い、安心する、と感じる時に、よく出るホルモンですが、子宮の収縮には欠かせないホルモンです。

オーガズムを感じる時にも、オキシトシンは大量に出て、子宮を収縮させているのですよ~。

余談ですが、お産中にセックスをするカップルも結構います。もちろん、家で、ですよ。(病院では絶対無理!)
そしてもちろん女性側が喜ぶような、女性のニーズに焦点をおいたセックスのみです。

このように、カップルのプライバシーが確実に尊重されるのも、自宅出産ならではの利点です。
病院でなんて、セックスはもちろん、ゆっ~くりな気持ちよいキスすら出来ませんもんね。分娩室のトイレに逃げ込む、という手はありますが。(これは、私もよくお勧めしています。)

お昼頃、友人の陣痛は、いよいよ本格的に進んでいって(お産の進み具合いは声で分かります。)、いざ、用意していた温水プールに。
温水はかなり痛みが和らぎます。

3歳半の上の子はお産の部屋に時々入って来ては、「ママ大丈夫?」「ハグして~」「僕もプールに入る」等と言ってきます。
子供もお産のプロセスに参加するのはとても大切です。弟又は妹になる赤ちゃんがどのようにして産まれたか、つまり「本当のお産」を体で理解出来るのです。


日が暮れるとと共に、陣痛は強く、長くなっていきました。(日が暮れると、お産が本格的になるのは、自然の力ですね。)

午後7時頃には、メインの助産婦さんが到着。

この助産婦さん、ちょっと徒者ではありません!

いろんな自宅出産専門助産婦さんに出会いましたが、この助産婦さんは、産婦さんと赤ちゃんを本当に信じてくれている。
能力を信じられていることで、産婦さんは、もっと自信がつく、心配にならない。
そして、これが順調なお産に導いてくれるのです。

病院では、あれもこれも調べないと、この場合はあれだから、こうしないと、これをする前にあれを調べないとダメ、まだこれこれだから、あれはしないで、等と言われることが多く、産婦さんは、自分の直感を信じる自信がなくなるような環境にあるように感じます。
このような状況では、産婦さんは、「プロの人が言うことだから、正しいに違いない、私は彼らの言う通りにしないとダメだわ」、という考えについなりがちです。

私の友人は、この助産婦さんに「今、どのくらい(子宮口が)開いているのかしら?」とつぶやいた時、この助産婦さんは、「自分の指で触って調べてみてご覧なさい。」と、そっと笑顔で答えました。

お産中の子宮口の開き具合って、産婦さんが自分の指で調べられるものとは前から知ってはいましたが、助産婦さんが堂々と提案している所は始めて見ました。

友人が、このぐらい、と指を使って、助産婦さんに見せたら、「じゃ、あともう少しね。」と優しく微笑む助産婦さん。
とても余裕をかましている。急いでる気配もないし、お産の部屋にもほとんど入らない。
ほとんどリビングルームでゆっくりしている。(とはいっても、万が一の緊急事態の為の道具は全て揃っており、廊下にセッティングされております。)

この助産婦さん、ほとんどの時間をリビングルームでリラックス(仮眠?)していますが、旦那さんが、「プールのお湯が冷めてきている。」と声をかけた時だけ、台所でせっせとお湯を湧かしてくれます。
この助産婦さんは、赤ちゃんの心拍数も、友人がチェックするようにお願いした時だけにチェック。(これは友人が希望して決めたことです。)
なので、~時間ごとにチェック、等のルールは全くありません。

正に、「女王様のお好きな通りに、何でも」という様に、私達は動きます。

ところで、産婦さんが自分で子宮口を調べるのは、痛くないんです。
痛くないように、自分で感じ取りながら、自分の好きな体勢で、自分で指の入れ具合を調整出来るからです。

病院では、産科医や助産婦さんが指を入れて子宮口の開き具合を(必要以上に)調べますが、これが痛いのなんのって。
仰向けにさせられて、その体勢だけでも既に痛いのに、無理矢理指を入れらる。
痛いー!!!と叫ぶ産婦さんに、リラックして!と言う助産婦さん。

リラックス出来る訳ないですよね~。(トライは出来ますが、完全にはリラック出来ません。)

「ギャ~~痛い~!」と泣き叫ぶ産婦を無視してグリグリ膣の奥で子宮口を調べている産科医や助産婦さんに、私は「止めて下さい!」と言って止めてもらったことが何度もあります。痛いのに無理矢理は、レイプ以外何でもありません。(後から産婦さんに、「あの時、止めてくれてありがと~」、とよく言われますよ。)

自分の指を使って子宮口の開き具合を調べるのは、とても簡単です。(ここでは詳細は欠書きませんが、いつか是非。)
こんなことを書くと、ばい菌を心配する方がいるかもしれませんが、たとえばい菌が膣に入ったとしても、たかが自分の体の常在菌や家に普通に存在している菌。これらは産婦さんにとっては慣れている菌で、むしろ良い菌です。悪影響はありません。
それより、病院のどこから来たのかもわからないような菌のほうが怖いです。このような菌は、もちろん産婦さんにとっても赤ちゃんにとっても異物です。


夜9時頃には、もう一人の助産婦さんが到着。彼女も、お湯沸かし係となりました。

私は、お湯沸かしもするし、友人に飲み物を常に飲ませてあげる、飲み物を作ってあげる(蜂蜜レモネードやラズベリーリーフ茶)、必要であれば、マッサージしてあげる、顔にを冷たいタオルを当ててあげる、という地味な作業をひたすら続けました。

助産婦さんと私は、友人のことを「Birthing Queen(お産中の女王様)」と呼んでいましたが、本当にその通り。

私達は、お産中の女王様の為にいるのです。
そして、出産中の産婦さんは、本当に女王様のように周りから接されるべきなのです。

女王様は、お産だけに集中して、他のことは何も心配するべきではありません。

召使い達(パートナー、ドゥーラ、助産師や産科医等、医療関係の人等も)はその他のことを行い、女王様がリラックスして集中出来るように手助けするのです。
召使い達が、女王様にあれこれ指図することは許されてはいけないのです。(病院ではあれこれしろ、と指図されることが多いですが...)

出産には、自分が女王様になれるような環境がとても大事なんですよ。


夜10時頃。

友人が子宮口の開き具合をチェックしようとしたところ、子宮口どころか、既に赤ちゃんの頭が降り始めて来て、赤ちゃんの頭が触れる!と言って喜びました。

VBACをトライしている産婦さんにとって、赤ちゃんの頭が産道に降りて来ているのを確認出来る、自分で触れることははなんと嬉しいことでしょうね。

結局、今回のお産では、助産婦さん達は、彼女の膣に手を入れることは全くありませんでした。子宮は全開になっており、赤ちゃんの頭が降りて来ているのですから、調べる必要もありません。

病院での出産では、子宮口が全開になったら、では、踏ん張りましょうか?と提案されることが多いのですが、全開になったからと言って、赤ちゃんを踏ん張り出さないといけない訳ではありません。

息みたい衝動がなければ、無理して息まなくていいのです。
体の声を聞くほうが大事です。
どうしようもなく息みたい衝動があれば、踏ん張りやすいし、赤ちゃんも出やすいし、会陰も切れにくいのです。

病院では、全開になってから、2~3時間以内に赤ちゃんが産まれないとダメ、という方針がある所が多く、産科医も助産師さんも、産む立場の産婦さんもそれに従わないと、いけないような雰囲気があります。

私がよく例えで言うのですが、出産は、排便ととても似ています。

大腸に便があるとします。
便が少しずつ運ばれ、肛門近くまで来ました。でも、便意はまだありません。もう少したったら、便意が来る感じ。

このような状況で、

医者:いまから息んですぐに便を出しましょう!
自分:えー?今?便意ないんだけど...
医者:早く出さないと、あなたの命に関わります!
自分:えー!そうですか!わかりました!
医者:仰向けで大きく息を吸って、10秒間踏ん張って。もっともっともっとー!はい、もう一回吸って、はい踏ん張ってー!

そして、仰向けで無理矢理踏ん張り排便するが、肛門は痛くなるし(切れる確率大)、無理矢理踏ん張り続けて疲れるし、出て来た便も無理矢理押し出したから、形がちょっと奇麗ではないし(疲れて可哀想な感じの形)...

...という感じです。

皆さん、大便は無理やり踏ん張らないですよね?
便意がある時だけほんの少し踏ん張りますよね?
しかも、重力を利用しますよね?(仰向けで排便ってかなりの技ですよ!)

「子宮口全開=踏ん張らないといけない」

ではないんです!

「体が踏ん張りたくなって来た、踏ん張らないようになんてもう我慢出来ない、体が勝手に踏ん張ってしまう、大きな大便が出ちゃいそう!」

と感じる時に、体にまかせて、そして重力の力を借りて、体が勝手に踏ん張るのを許してしまうのが一番いいのです。(2人目からは、ほとんど踏ん張らなくても産まれちゃいますよ。)

私の友人は、今回のお産は2人目だけど、経膣分娩は今回が始めてなので、初産のようなものです。

彼女の場合、羊水はまだ自然に破れていなかったので、赤ちゃんが産道を降りる時間も長めなのは、皆理解していました。(羊水が既に破れていいたら、お産のスピードももう少し早めです。)
病院だと、ここで、「羊水を人工的に破ってお産を早めましょう。」となるパターンが非常に多いです。

病院は待つことが出来ないんです。
「待つのが怖い」、と言ったほうが正確かもしれません。
「自分達の力」で「コントロール」しないと落ち着かない。
自然の成り行きに任せれない。
自然の成り行きに任せれないのは、産婦さんと赤ちゃんの能力と可能性を信じることが出来ないから。
考え方がとってもネガティブ。


既に子宮が全開になってると知った彼女に、助産婦さん達は、「ゆっくり時間をかけていいのよ。赤ちゃんは大丈夫だから。」と。

さすが。

私の友人は、ゆっくりと、体が踏ん張りたい時だけ踏ん張り、そうでない間は、短い休憩(ウトウトした睡眠)をとっていました。

が、午前2時半頃には、彼女の陣痛中のうめき声が本格的に。
今までまだ聞いたこともないような、野性的なうめき声です。

これが、出産間際の産婦さんの声なんです。

リビングルームにいた助産婦さん2人と私は、この野性的なうめき声を聞くと、皆でにっこり。もうすぐ赤ちゃんが産まれる時が近づいているからです。

キッチン台には、解凍中の大きなラザニアがあったのですが、これは、私達働き蜂の為に産婦さんが、最初の陣痛が始まった時に冷凍庫から出してくれたもの。
私達の為に、前々から作って冷凍していたようです。
容器の蓋には、「For the beautiful women after birth!(お産の後に、素晴らしい女性達へ)」と書いてあります。

友人のお産のプロセスと同時にゆっくりと解凍していくラザニア。
なんだか、「ゆっくりと、急がず自然のスピードで」ということを象徴しているかのようでした。


2時45分頃。

お産の部屋にいた旦那さんがリビングルームに来て、「追い出された。」と。

例のメインの助産婦さんだけが、女王様に呼ばれました。

そして、10分後に赤ちゃんの鳴き声が。

私達がお産の部屋に入ると、お産の部屋内にある真っ暗なトイレの部屋の床で友人が赤ちゃんを胸に抱いて、ハッハッハッハッハッハ~!と興奮して笑っていました。
正に勝利を得た喜びの笑いでした。

皆もつられて大笑い。最高の瞬間でしたね。

産まれたのは男の子!サプライズだったので誰も知らなかったのです。

子宮が全開になっていると分かってから、約5時間かかって、赤ちゃんは誕生。厳密には、子宮が全開になったのはもっと前だったかもしれなかったので、5時間以上はあったかもしれませんね。

病院の場合、全開して5時間も立っていたら、赤ちゃんに問題がなくても、鉗子や吸引器を使って引っ張り出されていたことでしょう。(それか、VBACを応援しない嫌~な産科医が担当している場合は即2度目の帝王切開だったでしょうね。)
ちなみに、羊膜は最後まで破れず、赤ちゃんが産まれても、まだ破れていなかったので、助産婦さんが手で破らないといけなかったほど丈夫だったそうです。

さすが、肉食の彼女。

普段から、動物性タンパク質、動物性脂肪分、亜鉛、ビタミンEが豊富な食生活をしている場合、非常に丈夫な羊膜が出来上がります。
余談ですが昔のお産では、羊膜が全く破れないまま赤ちゃんが誕生することが多かったようです。現代の食生活がかなり変わってしまったからでしょうか?
そう言えば、猫や犬等の肉食動物は羊膜が破れないまま、赤ちゃんが出てきますよね。

お赤ちゃん誕生後、間もなく胎盤も問題なく自然に出て、赤ちゃんと胎盤は1時間程繋がれたままでした。
1時間だけでもロータスバースをしたかった彼女ですが、自分の胎盤は食べたかったので、へその緒は1時間後にはろうそくで切られました。
ろうそくで切るのは、少し時間がかかって、臭いも出ますが、クリップを全く使わなくても良い、ということと、炎症を起こす確率が0%になる、というメリットがあります。

火でへその緒を切っていた民族は昔からいたそうですが(今でもあります)、炎症を起こす確率が0%になるって、すごいと思いません? 昔の知恵は素晴らしい!

そして、へその緒は長いまま(ろうそくをあまり赤ちゃんの近くには出来ないので)、赤ちゃんに繫がっていますが、数日後にはポロっと奇麗に取れます。

その後は、友人、旦那さん、赤ちゃん、上の子が家族揃ってベッドで横になり、家族のクオリティータイム。

その間、私は友人の産後の出血を早く止める為に生胎盤スムージーを作りました。


レシピをご紹介~(って、誰も知りたくない?)


生胎盤スムージー(1人分)

胎盤の肉の部分 2センチぐらいのサイコロサイズ
ブルーベリー 半カップ (又はイチゴ)
バナナ 半分
生乳(又はナッツミルクやココナッツミルク)約1カップ

これらをブレンダーで混ぜるだけ。甘さを増やしたい方は、ステビアグリーンパウダーや蜂蜜を入れて下さい。(ブルーベリーとバナナだけで既に甘いですが。)

友人曰く、「胎盤が入っているなんて分からなくて、とっても美味しいスムージーだった。」そうです。

産後は、胎盤を出来るだけ早めに食べることで、産後の大量出血を予防することが出来ます。
悪露もしっかりと出し切るので、早めに悪露出血が終了しますよ。

その後、友人が家族でクオリティータイムを送っている間、私は助産婦さん達としっかりと解凍したラザニアを焼き、美味しく食べました。女王様と、その家族達にも、ルームサービスでお届けしましたよ。


その後は、何時だったか分からないけど、私は少し睡眠を取り、数時間後には、友人の為に、胎盤パテーと胎盤ボロネーズソーズを作ってあげました。(日本語で「胎盤パテー」と書くと、ちょっと引いてしまうかも、ですが、英語の「プラセンタパテー」だと、なんとなく、美味しい感じがしませんか?)

作っている最中に、私もちょこっと味見。(親しい友人ですから...お客さんの場合は、しませんよ。ご心配なく。)

めちゃ美味しい~♡

プラセンタパテーなんて、これ、やみつきになりそう?
プラセンタボロネーズ、胎盤の肉とトマトとの相性めちゃ良しです。
ちょっと久しぶりにパスタが食べたくなりました。
臭みなんて全くありません。動物のレバーより良いね。

彼女は、100%オーガニック食生活をしている人なので、彼女の胎盤も100%オーガニック肉ですね~。

いつか、プラセンタパテーのレシピも紹介しなければ!!!(要らない?)



お産を控えている方は、女王蜂になれる環境、指図せずに奉仕してくれる働き蜂がいる環境をつくりましょうね。