赤ちゃんのスキンケア | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

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今日は。

セラピスト&ドゥーラのエイミーズ紀子です。

ベビーマッサージ教室でよく聞かれる質問なのですが、おむつかぶれ、アトピー、湿疹等、お肌のトラブルに対してどうしたらいいですか?という質問です。

毎回の事ですが、私の回答は至って簡単。

それらの回答を今日はブログ記事にしたいと思います。



おむつかぶれ

市販のお尻拭きに含まれる化学製品が一番の原因ですが、おむつを長時間替えていない場合もなりやすくなります。

予防としては、頻繁におむつを替えるのはもちろんですが、おむつなしの時間を作ってあげる事も大切です。

そして、市販のお尻拭きは控えて下さい。
布を濡らしたものが一番ですが、布を重層が少し混ったぬるま湯で濡らしておくと、お肌に優しくなります。

既にできてしまっているおむつかぶれは、100%純粋なココナッツオイルや100%純粋なラノリン(羊の毛の脂)、100%純粋なタロー(子羊の内蔵脂)を塗って下さい。特にココナッツオイルは抗炎症作用がありますので、おむつかぶれには最高です。

これらのオイルが手に入らない場合は、母乳を少し塗って、自然乾燥させてあげて下さい。
母乳は肌の炎症に効きます。(熱を通していない、絞ったままの乳汁だったらどの動物のものでもOK)

市販のおむつかぶれ用のオイルやクリームは化学物質や石油から抽出しているミネラルオイルが入っている事が多いのでお勧めしません。よくおむつかぶれに使われているパパイヤクリームなんていうものも、ミネラルオイルが入っているので要注意です。


顔にできる湿疹

生後1ヶ月頃から出てくる事が多いのですが、重症でない限り、特にケアをしなくても大丈夫です。

耳に痛いかもしれませんが、赤ちゃんの体内に入って、溜ってしまっていた毒素や老廃物がお肌に出ているのです。

赤ちゃんの体内に入っていくいろいろな毒素。環境ホルモン等も含まれます。
粉ミルクにはもちろん含まれますが、実は母乳にも含まれるのです。

どのくらいの毒素が母乳に含まれるかは、お母さんの食事次第。
農薬や化学肥料、人工ホルモン剤、抗生物質(一般のお肉に含まれます)、プラスチック成分、加工食品、遺伝子組み換えもの、トランス酸脂肪の油、砂糖、等。体に良くないものを沢山食べていらっしゃる方の母乳には、やはりこれらが多くが含まれます。

この時代に、100%完全に毒素が体内に取り入れない生活は出来ませんが、体内に入っていく量を制限することと、それらを十分に分解出来るだけの健康な肝臓を保つ事は可能です。

最近の赤ちゃんは、肝臓が未発達のまま生まれることがほとんどですので、その肝臓機能が十分に発達するまで、肝臓が毒素全てを分解することが出来ません。分解出来ずに、溜まりに溜った毒素は、他の道を通って、排出されます。これがお肌なのですね。

お肌は、肝臓や腎臓の次に重要なデトックス臓器です。

湿疹、という形で毒素を出していますので、湿疹が出てきたら、「ちゃんとお肌が肝臓を手伝っているんだ!」と喜ぶべきかもしれませんね。

毒素が溜って溜って、溜ったままで、他の重要な内臓に行ってしまうよりは、デトックス機能を持つお肌に任せるのが一番なのです。

赤ちゃんの肝臓機能が十分に発達し始める頃には、湿疹も出なくなりますよ。(時期は本当に赤ちゃんの発達スピード次第です。= ママの食生活次第、とも言えますね。)

あまりにも重症の湿疹で、どうしても何か塗ってあげたたい、という場合は、やはり母乳をお勧めします。


アトピー

これについては、過去のブログ記事でも書きましたが、ここでいろいろ書いていくと長くなってしまうので、簡単にまとめます。

● ママの冷え性を内側から治して下さい。(=母乳の温度を上げる。)
● 赤ちゃんの冷え性を内側から治して下さい。
● 石鹸やボディーソープ、シャンプー等の化学製品は使わないで下さい。
● 水道水でのお風呂を毎日入れさせないで下さい。(クエン酸、重層、天然塩等を入れると良いのですが、それでも欠かさず毎日入浴することはNGです。)
● 発酵タラ肝油を毎日飲んで下さい。(抗炎症作用、免疫力向上)
● ママの食生活や赤ちゃんの食生活(離乳食)を改善して下さい。
● 出来るだけ完全母乳にして下さい。


アトピーは、何かを塗って、外側から治そうとするのではなく、内側から治す事が重要です。

どうしても何か付けたい場合は、Gress-Fedのタロー( 子羊の内臓脂)を塗ってあげて下さい。
タローを塗る場合、Grass-fedであることが重要です。

上質なタローが手に入らない場合は、母乳、ギー(精製バター=牛乳の脂)、ココナッツオイル等をお試し下さい。
ラードも、上質なラードが手に入るのであれば、トライしても良いかもしれませんが、日本の場合、豚の家畜はほとんどが大量生産ですので、オーガニックのラードを手に入れるのは難しいと思います。

ここまで、読んで、「え? 羊の脂とか、豚の脂とか、ギー(牛乳の脂)そんなものお肌に塗っていいの?!」

と思われた方!

よ~くお考え下さい。

私達人間のお肌に存在している脂質は、動物の脂質に非常に似ております。
植物性の脂質よりも、似ております。人間は植物ではないので当たり前です。

実際にタロー等を塗ってみるとお分かりだと思いますが、人間の肌への馴染みが素晴らしいのです。
塗った直後は、何となくべたつきが少しありますが、半時間ほど経つと、まるで自分の肌の脂質かのように馴染んでおります。
馴染みが良いだけでなく、潤い効果と、抗炎症作用や免疫力向上作用にも優れておりますので、お肌のトラブルには最適なんです。

植物には植物の脂を、動物には動物の脂を。が基本です。

「植物には植物の脂」の例えを言えば、木で出来ている家具には、オリーブ油やナッツ油等の植物性の油が一番馴染みやすく、つやがしっかりと出ます。

どうしても動物の脂を赤ちゃんの皮膚に塗るのには抵抗がある、という方は、植物性でも浸透性が良いココナッツオイルや抗炎症作用のあるコールドプレストオリーブオイル(オーガニックのみ)をお勧めします。(大人でしたら、ローズヒップオイルとかもお勧めです。)

オリーブオイルは馴染みは悪いですが、抗炎症作用には優れています。(オーガニックでコールドプレストの場合のみ。)

でも、本当は動物性脂肪のほうが人間のお肌には良いのですよ。

タロー(子羊の内臓脂肪)なんかは、スキンケア製品が一般に出回る前までは、スキンケアとして使われていたのです。

インドでは、ギー(精製バター)が、昔から赤ちゃん用に使われていますしね。(現在でも広く使われております。)

一方、日本でも、昔から馬油やクジラの脂なんかがスキンケアとして使われていましたね。

乾燥肌な赤ちゃんには是非動物性の脂を使ってみて下さい。(食生活を改善して内側から潤う事も大切ですよ。)


頭のふけのようなかさぶた

痛々しく見える事もありますが、頭にはあまり神経がありませんので、痛みはほとんど伴わないようです。

一番の原因は、やはり化学物質シャンプーや石鹸です。

赤ちゃんの頭には何も付けないのがベターです。(大人でもそうですが。)

植物性又は動物性のブラシで優し~くドライブラッシングします。(これだけでかなりの量が剥がれ落ちます。)プラスチック製のものは肌を傷つけるだけなので、使用しないで下さい。

ブラッシングした後は、お肌にまだ付いているものを手で丁寧にはがしても良いですし、そのままでも結構です。これを数日間続けます。

時々、純粋なオイル(赤ちゃんのお肌に合ったもの)や母乳をかさぶたのある部分に塗り、ふやかしてから、指で優しく剥がしてもOKです。

まだ剥がれそうにないかさぶたは無理矢理剥がさないようにご注意下さい。
そして、一度に全てを剥がすのではなく、何日間にかけてゆっくりと剥がしてあげて下さい。

どうしてもシャンプーをしたい!という方は、重層水を使って、頭を優しくマッサージするように洗髪してあげて下さい。


お風呂

石鹸もシャンプーも良くないってことは理解出来たが、では何を使って赤ちゃんを洗ったらいいの?!

と不安に思われている方にGood News!

特に何も使わなくていいのです。

水だけで結構。

水て言っても、もちろん水道水はお肌には良くないので、刺激の強い水道水を少しでも優しくする為には、重層やクエン酸を入れてあげて下さい。天然塩を少し入れて、抗炎症効果を追加することも可能です。
エプソムソルトを入れてお肌からマグネシウムを吸収させるのもいいですね。

海の近くにお住まいの方は、海水を是非ご利用下さい。
水道水に海水を少し入れるのです。

海から海水をくんでくるのは、ちょっと面倒臭いかも、ですが...

お風呂は毎日入れなくて大丈夫です。
特に新生児は週に1~2回程度でもいいのですよ。(真夏でしたらもう少し頻度があってもOK)

お風呂という手段だけでなく、ぬるま湯で絞ったハンドタオルで拭いてあげるという洗い方もありです。

乾布摩擦やドライブラッシン(チークブラシのような柔らい動物性のブラシのみを使用)をしてから、お湯に漬かせるだけ、というのもとても良い入浴方法です。

乾布摩擦やドライブラッシンで免疫が上がるのは言うまでもありません。(アトピーのある部分は控えて下さい。)
乾燥肌の場合は、それも改善されていきます。



ざっと、書きましたが、少しでも参考になったら幸いです。

良い週をお過ごしください。


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