赤ちゃんのアトピー | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

お久しぶりです。

まだまだメキシコにいます。エイミーズ紀子です。

メキシコに来て約2ヶ月。そろそろ旦那やオーストラリアが恋しくなってきました。(やっと!?)


さて、今回は赤ちゃんのアトピーについてのトピックです。

実は、赤ちゃんのアトピーについては、かなり沢山の質問が来るのですが、この際、ブログ記事にしちゃいます。


まず、赤ちゃんのアトピーの場合、頬っぺたに炎症が始まることが多いのですが、脚やお腹、首にもよく出ますね。

アトピーは、赤ちゃんの免疫力が極端に下がっている証拠です。

免疫力が下がる原因は沢山あるのですが、その中でも一番の原因が…


体内温度が下がっているから


です。


赤ちゃんの現在の平均体温はどのくらいですか?

温度計で測ってみて下さい。

赤ちゃんの体温は37~37.5度が理想です。

36.5以上だが、37度未満の場合、冷え気味です。

36.5度もない場合は、冷え過ぎです。これでは免疫力が極端に下がってしまいます。

アトピーのある赤ちゃんは、体温が低いのが特徴です。(大人の場合も同じく、体温の低い方が多いです。)


では、どうして冷えるのか?


赤ちゃんが薄着だから、とか、気温が低いからとか、そういう訳ではないんですよね。

それよりも、

飲んでいる母乳温度が低めだからです。(粉ミルクの場合は、また違う意味で免疫が下がりますが。)

お母さんの平均基礎体温が低過ぎませんか?(平均でも、朝起きる前の基礎体温は36.50度以上欲しいところ。)

手足が冷えやすいですか?

体を冷やすものを多く摂っていませんか?(冷たい飲み物、体を冷やす効果のある夏野菜や、陰の強いもの)

体を温める効果のあるものを十分に食べていますか?

適度な運動を頻繁にしていますか?


授乳しているお母さん達には、たとえ夏であっても、温かい飲み物や体の温まる食べ物を食べて頂きたいです。

母乳温度は、お母さんの体温で大きく影響されるんです。

そして、それを飲む赤ちゃんの体温も、もちろんのこと、影響されます。


アトピーの一番の治療は、体内温度を上げることです。


体温が十分に上がると免疫が強くなり、自分の体の治療力も上がり、アトピー自然に治っていきますよ。

既に離乳食を食べている赤ちゃんの場合、離乳食は全て温めてから与えて下さい。

冷蔵庫から出して直ぐ、なんていうものは絶対にNGです。
常温も避けた方がいいです。特に冬は。


温度の影響以外にも、お母さんが食べるものは、母乳を通して、赤ちゃんへ行きますので、免疫が下がるようなものは極力避けて下さい。

それらをざっと、リストアップすると…

一般の牛乳、乳製品 (熱消毒を全くしていない、搾りたての牛乳、及びそれから出来た乳製品は例外)

小麦粉を含んでいるもの(パン、パスタ、ケーキ、麺類等。小麦粉がしっかりと発酵されている場合は食べ過ぎでなければOK)

砂糖、シロップ等の糖分

ホルモン、抗生物質が使用された動物の肉、卵等 (オーガニックもの、ホルモンや抗生物質を使用していなければ例外)

植物性油 (カノーラ油、コーン油、サラダ油、マーガリン等。市販のチョコレートにも植物性油がたっぷりと入っています。お料理には良質なオーガニックの動物性の脂肪を使いましょう。)

糖分の多いナッツ (ピーナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ等)

食卓塩 (天然塩は例外)

添加物(だしの素、コンソメ粉等)

加工食品、インスタント食品 (日本のカレーのルーなんていうものは最悪です。インスタントスープとかもNG)

常温、又はそれよりも低い飲み物や食べ物

粉ミルク (どうしても母乳が出ない場合は、オーガニックものを選ぶか、手作りミルクを考慮して見て下さい。)


そして、炭水化物も食べ過ぎないように注意ですよ。

炭水化物とは、穀物 (もちろん、ご飯も含まれます)、ジャガイモ、トウモロコシ、麺類、パン、パスタ等ですね。

サラダも食べ過ぎないように。

また、穀物、豆類、ナッツ類は、一晩水につけて、活性化させてから使用することも重要です。


もちろん、アトピーに良く効くもの(免疫力を上げるもの)も多いに食べて下さい。

特に効果のあるものをざっとリストアップ…

発酵タラ肝油
高いけど、良質なこちらのメーカーのみ、お勧め出来ます。発酵されているというのが重要です。
特に重症なアトピーには、この発酵タラ肝油、不可欠です。

有機栽培の生ニンニク
そのままでは食べにくいので、私は生ニンニクを摩り下ろして、つぶしたアボカド、レモン、天然塩と一緒に混ぜて食べています。

プロバイオティクス
薬局で売られているものでも結構ですが、自分で発酵野菜やドリンクをつくって積極的に摂取するのもいいですね。

オーガニック羊の肉、内臓、骨、脂肪
体温が高くなります。オーガニックが手に入らない場合、せめてホルモン、抗生物質を使用していないものを選びましょう。


食事以外にも、出来ることは沢山ありますが、やはり内側から治すのが一番です。

たとえ、アトピーに効くクリームや薬を使用しても、一時的に改善するだけです。(ステロイドは、恐ろしいほど直ぐに効きますが、必ず副作用もあります。)

でも、参考としていくつか、アトピー肌に良いスキンケアをリストアップ…

ココナッツオイル
必ず、オーガニック、cold pressed(低温で抽出)なものを選んで下さい。

ギー
昔からインドで使われたオイルです。アトピーにも効きますが、どちらかというとココナッツオイルのほうが効果的に感じます。。自分でも簡単に作れますよ。

ラベンダーエッセンシャルオイル
5mlのオイルにつき、1滴を混ぜるのが目安です。こちらも出来ればオーガニックを。人工的に作られたラベンダーオイルはNGです。

母乳
アトピーに効きます。絞ったばかりの新鮮な母乳をアトピー肌に塗って、その後にココナッツオイルを塗ると更に効果的です。

お風呂に重曹や母乳を入れてあげる。

石鹸やシャンプーは使わない。使うとしたら、超敏感肌用のもので、香料等が入っていないものを選んであげて下さい。


生活スタイルの面では…

早寝早起き (お母さんも赤ちゃんも両方)

温かいお風呂に頻繁に入る

適度な運動を毎日する

サウナやスチーム風呂に入って、汗をかく

ストレスを貯めない

心配し過ぎない

家事を頑張り過ぎない

ベビーマッサージ (免疫を上げる効果もあります。)

等ですかね。

お母さんが、ストレス溜まっていたり、常に心配していたりすると、母乳にもストレスホルモンが含まれるようになります。
ストレスホルモンは、もちろん免疫力を下げますので要注意です。


アトピーは直ぐには完治しないものです。(ステロイドでは直ぐに治ったかのように見えますが。)

気長に、ゆっくりと生活改善、食事改善をしていき、内側からしっかりと治してあげましょう。