久しぶりの自宅出産 | ドゥーラのりこ

ドゥーラのりこ

オーストラリア在住のお産サポーター(ドゥーラ)、ヒプノバーシング™講師、マッサージセラピストです。
妊娠、お産、育児、健康、環境、ホームスクーリングに関しての色々な情報や考えをシェアしています。

こんにちは。

今日は、朝早くからお産のお手伝いをして少し疲れている、エイミーズのりこです。

今月は、これで2回目のお産。 先月8月はもっとありました。
10月も予定日の方が沢山います。

ドゥーラのお客さんたけに限らず、マッサージのお客さんでも、この時期あたりが出産予定の方が多いです。

春期間である、8~10月は、お産が多いように思うのは私だけ?

この期間は病院も結構いっぱいだったりする日が多いんですよね。


多分、シドニーが夏(11~2月頃)の時に、妊娠する方が多いんだと思います。

夏は気分が開放的になるし、クリスマスや新年パーティーもあるし、なんといってもホリデーシーズンですからね。

夏に妊娠すると、生まれるのが春あたり。ちょうどいいですね。

夏だと、体温も暖かくて、妊娠しやすいということもあるのでしょうね。


今日のお産は久しぶりに自宅出産でした☆


やっぱり自宅出産は生む本人にとっても、サポートする人達にとっても、ラクです。

病院へ移動する必要がないので、最初から最後までリラックス出来ます。 
好きなことも自由に出来ますし、好きなものも飲んだり、食べたり出来ます。(わざわざ準備しなくても、自分の冷蔵庫やパントリーから手軽に食べれます。)

今日の赤ちゃんは、お父さん、上の子供達2人、助産師さんが温かく見守る中で生まれました。(あ、もちろん、私も!カメラマンになっていましたが...)

上の子供達
(5歳と7歳の男の子達)は、強い陣痛で苦しむお母さんを静かに見守って、陣痛のない時は、お母さんにハグやキスをしたりして励ましていました。

そして、赤ちゃんの為にお誕生日ケーキも焼きましたよ。(良い時間つぶしです。)

上の子供達が素敵なお産を経験出来るようにするのをお手伝いするのも、ドゥーラの役割です。

もちろん、前もって、子供達にお産の仕組みを話し、お産は自然なもので、病気でもないし、緊急事態でもない、ことをしっかり教えます。

お母さんが叫んだり、話しかけててくれなかったりするのも、必要なことであって、別に怒ってたり、嫌がっている、ということではないし、それに対して怖がる必要もない、ということもしっかり教えます。

子供達の理解力ってすごいです。 

何事でも、ちゃんと説明すれば、子供は理解出来ます。

この子供達は、最初から、お産に参加したい!という希望を持っていたのですが、もちろん、参加したくない、というのであれば、無理に参加する必要はないよ、と私は毎回、上の子供達に言っております。


でも、自分の妹が生まれる瞬間を見ることが出来るって、すごく貴重な体験だと思いますね。

これって、これからの妹との仲にすごく良い影響を与えると思います。


今日生まれたの赤ちゃんは、とってもリラックスしていました。
こんなにリラックスして、でも意識はすごくはっきりしてて、元気に生まれるものなんだなぁ~と関心しました。(病院出産では麻酔の影響がある赤ちゃんを多く見てきているので...)

お風呂での水中出産だったのですが、水底から、ポアポアーと泳ぐように、自分で水面へ出てきました。

生まれる瞬間、助産師さんは、ほとんど何も手を加えていませんでした。

この助産師さん、私がすごく尊敬する助産師さんです。

とにかく経験がすごい。(自宅出産も病院出産も両方されております。)

そして、助産師さん、というよりも、「産婆さん」、というか、「頼りになるおばあちゃん」という雰囲気をお持ちの方です。


出産後は、一段落付いたら、家族皆でベッドへ入り、ひたすら赤ちゃんとの時間を楽しむ。

これも自宅出産の良いところですね。


後片付けは、助産師さんと私の仕事です。

そして、私は、夕飯も作り置きしておきました。


出産したばかりの、お母さんに、「疲れているでしょう?」と聞いたら、

「ハッピー過ぎて、疲れている気がしない。この子(今日生まれた赤ちゃん)で最後にしようと思っていたけど、またお産がしたくなった!」

だそうです。


たまげたものです。