シドニーは昨日とはまるで違って、今日は晴天~!
溜まっていた洗濯物を洗わないと~と思ったが、ランドリーの鍵が見つからず、断念。
週末に旦那にしてもらおう。(良い言い訳が出来てラッキー☆)
セラピスト&ドゥーラのエイミーズのりこです。
高いと分かっていても、ついつい買ってしまうチーズがあります。
Roquefort (ロックフォール)
です。
フランスのかなり古いチーズです。
牛でもヤギでもなく、羊の乳から出来ています。
何千年も前からずっと受け継がれているカビ菌で出来上がったチーズです。
ストーリーは...
昔むか~し、フランスのロックフォールという地方で、羊飼いが仕事の昼休みにちょっとした洞窟へ入り、休んでお弁当(昔は酵母パンとチーズが羊飼いの典型的なお弁当)を食べていました。
が、その羊飼いはお弁当を食べのこし、洞窟を出る時に、すっかり忘れてしまいました。
当分の間、洞窟に置き忘れたチーズは、そのままだったのですが、後になり、発見された時は、立派なアオカビがついて、しっかりと熟成していました。
現代でも、この洞窟で摂取したアオカビだけを使ってロックフォールチーズは作られています。
味は、ゴルゴンゾーラ(これも私は好きだけど、オーストラリアでは良質なものが手に入らない!)をもう少し強くしたような味です。
塩味も強いです。
私が、ロックフォートを選ぶ理由は、美味しいから、というだけではなく、
「生」の乳汁(生乳)を使用しているから
です。
オーストラリアは、基本的に「生乳」で出来たチーズは輸入してはならないことになっています。
オーストラリアで唯一、輸入出来る、生乳チーズは、このロックフォートとパルメサンチーズなのだとか。
だから、オーストラリアでは、いくらアオカビがあって、生生しくっても、ほとんどのチーズが、実は熱消毒した乳を使ったチーズなんです。
フランスでは、堂々と生乳で作られたチーズが販売されているのに、オーストラリアではダメ、なんです。
生乳は、熱消毒されていないので、綺麗な環境で育った動物の乳でないといけません。
そうでないと、有害なカビが生えてチーズどころじゃないし、生乳そのものがヘルシーではなくなってしまいます。
大量生産を目的にした牧場で育っている動物の生乳は絶対に危険です。
でも、自然で、あるべき姿の環境で育った動物の生乳は安全です。
基本的に、「生乳」(熱消毒されていないまま)で作られていないチーズは、外食では食べることはあっても、自ら進んで購入することは滅多にありません。
熱消毒された乳を飲んだり、それで作ったヨーグルト、チーズ等を食べると、私の場合、なんとなく鼻が詰まってしまいます。(いくらオーガニックであっても。)
でも生乳だと、全然問題ないんですよね~。
過去のブログ記事にも生乳についてはいろいろと書いてありますので、参考に。
さて、このロックフォート、そのまま食べても美味しいのですが、熱々の野菜や、チキンに、火を消した後から入れるのも美味しいです。
このチーズを使って、ソースやディップを作っても美味しいですよ。
塩味が強いので、私はあえて塩は最初から入れません。
妊娠中は、アオカビチーズはダメ、とよく言われますが、私は、妊娠しても食べますね、絶対に。 (注意:確信のない方は真似をしないように...)
心配な方は、火を通したらいいと思いますが...
そもそも、妊娠中のアオカビチーズはダメ!と言われているのは、リステリア症の恐れがあるからなのですが、リステリア菌は、動物の糞(特に猫)の糞にあり、その菌が、なんらかの形で食品に入り込み、その食品が加熱されていないまま食べた場合(熱が加わるとこの菌は死にます)、免疫力が十分でないと、発症する、というこものです。
動物の糞を扱って、ちゃんと手を洗わずに、食材を扱うのが一番の感染原因です。
だから、誰が扱っていたか分からない食材、工場で作られた加工食品とか、生野菜とか、刺身とか、100%信頼出来ないところでは、生ものは避けたほうがいい、というわけですね。
適当なすし屋とか、サラダラバーとかは避けた方がいい、ということです。
そして、万が一、リステリア菌が入っていたものを食べてしまったとしても、免疫力が高ければ、自分の体が殺してくれて、発症しない、というポイントも大事です。
免疫力を常に高くキープしていくことに越したことはありませんね。
お知らせ:
紅茶キノコの発酵で、何か不明な点、トラブルがありましたら、写真付でメール下さい。
具体的な情報があると、アドバイス出来ると思います。