昨日
神奈川近代文学館に
行ってきたことは
前回、書いた通りです。
いつものように
改札を出てから
アメリカ山公園に出て
外国人墓地の脇を
通っていった際
目にとまったのが、こちら。
(2026年6月13日撮影。以下同じ)
スマートフォンで
写真検索してみると
「バショウ」と出ました。
蕾のようなものが花ではなく
花びらのようなものの下で
もじゃもじゃしているのが
花になります。
花びらのようなものは
苞[ほう]で
AIによる概要によれば
苞がめくれるたびに
内側に小さな花が
輪生状に現れるそうです。
庭木図鑑 植木ぺディアによれば
開花は稀であり、かつては仏教において3000年に一度咲き、最高におめでたいことを意味する「優曇華(うどんげ)」に擬えて珍重した
とのことですから
今回のは
3000年に一度の開花
ということになるのかしらん。
ほんとかなあ。
(途端に疑わしくなってくるw)
面白いのは
花柄になっている
バナナみたいなものが
実際に果実だということ。
上に書いたように
苞の内側のもじゃもじゃが
花であれば
それが全て結実したら
こんな景観にもなりますね。
Wikipedia によれば
英名は Japanese banana
だそうですけど
さもありなん。( ̄▽ ̄)
庭木図鑑 植木ぺディアによれば
中に大きめの黒い種子が入っていることや渋味が強いことから追熟しなければ食用にならない。
とのことですけど
ということは
食べられるわけですね。
びっくりです。
ちなみに
木ではなく
草の仲間だそうです。
和名は
古名の発勢乎[はせお]ないし
発勢乎波[ハセオバ]が
転訛したものとされる
と庭木図鑑 庭木ぺディアに
書かれてますけど
「はせお」は旧仮名遣いでしょう。
別名は庭忌草[にわきぐさ]で
こちらについては
庭木図鑑 庭木ぺディアによれば
葉が風で破れやすいこと、寺院に多く縁起が悪いこと
に由来するのだとか。
なるほど
外人墓地に植えられているのが
腑に落ちました。
学名は
Musa basjoo
Siebold ex Y.Tanaka et Ono (1830)
属名の Musa は
ギリシャ神話に登場する
学芸の女神ミューズの
ラテン語表記です。
【追記(翌日23:10ごろの)】
というサイトによれば
Musa(ムサ)は
ローマ時代の
アウグスト王の侍医
Antonio Musa の名前に
因むとのことです。
教務部の記事では
ミューズとムサが
併記されてましたから
諸説あるようですね。
種小名はもちろん
和名に由来します。
命名者のうち
Siebold は
出島の医師として
日本人にはお馴染みの
フォン・シーボルトを示します。
ex 以下は
命名規約によって
正式に友好発表した人物を
意味するのだとか。
Y.Tanaka et Ono は
AIによる概要によれば
『草木図説』(1830)の増訂者
田中芳男と小野職愨[もとよし]を
指しているそうです。
ちなみに
『草木図説』の原著者は
飯沼慾斎[いいぬま よくさい]
(1783〜1865)で
こちらの記事によれば
全40巻のうち
前編の草部20巻が刊行され
木部10巻は1977年に
上梓されたのだとか。
それに基づいて
田中芳男(1838〜1916)と
小野職愨(1838〜1890)が
学名と科名を付して
1872(明治5)年に
刊行したようですね。
ちなみに
こちらによれば
芭蕉は原著の第3巻
冒頭に載ってるようです。
下の写真は
アメリカ山公園入口を
臨む視点からのもの。
なんだか不思議な風景ですね。





