横浜へ行く際に利用する
JR南武線の登戸駅前は
区画整理で
ずいぶんと印象が
変わりました。
駅前の交差点の
横断歩道の白線は
スクランブル仕様ではないけれど
自動車信号の全てが
青になってから
歩行者向け信号が全て青になる
いわゆる歩車分離式信号で
スクランブルで利用しろ
といわんばかり。( ̄▽ ̄)
歩行者信号が
青になるのを待つ間
横断歩道脇の街路樹に
目がとまったのは
去年の5月1日のこと。
(2025年1月29日撮影)
なんの蕾だろうなあ
と思ってたんですが
毎日通るわけではないので
確認できないまま
同じ年の5月27日に
通りかかった時には
こんなふうになってました。
(2025年5月27日撮影)
なんだろうなあ
と思ったものの
すぐに忘れてしまい
今年の4月14日に
通りかかった際
こんなふうになっていて
(2026年4月14日撮影)
写真検索してみた結果
花水木[ハナミズキ]だと
分かった次第です。
いや、花水木で
いいはずなんですけど
似ているものに
山法師というのが
あってですね。
検索して調べてみると
花水木の総苞片
(花びらのように見えるのは
総苞と呼ばれるもの)の
先がへこむのが特徴
と説明されています。
でも、今回の総苞の先は
少しばかり尖ってませんか?
その他の区別のポイントは
花水木は花が咲いてから葉が出るか
花が咲くのと同時に葉が出るが
山法師は葉が揃ってから花が咲く
というのがありますけど
毎日通りかかるわけではないので
葉が最初なのか同時なのかの
判断がつきません。
花水木の花期は4〜5月で
山法師の花期が5〜7月
と説明されることも多く
4月に撮った写真だから
やっぱ花水木かな
とは思うものの
近年の天候不順を思うと
今ひとつ決め手に欠ける。
と思いながら
庭木図鑑 植木ぺディアの
花水木のページを開いたら
冬芽の写真が載っていて
この記事の1枚目と
形がそっくりだったので
決着がつきました。
念のため
冬芽を確認してみると
明らかに違います。
去年撮っといた写真を
削除しなくて良かった。(^^ゞ
花水木については
以前、山法師を取り上げた際
比較のために
取り上げたことがあります。
その時のは
駅のホームから撮ったもので
(登戸駅ではありませんw)
ぼやけてますけど
総苞片の先の感じが
今回のとは違います。
試しに
「花水木 総苞片 先 尖る」
で検索してみたところ
下の記事がヒットしました。
そこには次のように書かれており
ハナミズキの総苞片の形態に関して、同属近縁のヤマボウシの総苞片の場合と比較して、しばしば〝先端部が凹んでいる〟と表現されている。しかし、これは正確ではなく、先端部は間違いなく尖っている。ただ、尖った先端部は下方に反り返ってるというのが真相である。
つまり今回見かけたものは
総苞片の先が裏側に
そり返っていない状態
ということになりましょうか。
それぐらいの個体差なら
ありうるかも、と
腑に落ちた次第です。
上に貼った当ブログの
以前の記事でも書きましたが
和名の別名はアメリカ山法師。
庭木図鑑 植木ぺディアには
ドッグウッド、ツクバネ
アメリカミズキ
というのも載ってます。
衝羽根[つくばね]というのは
山法師の別名でもあるようで
丸くまとまっている花序を
総苞片が包んでいる様子が
羽付きの羽根に見えるから
という由来のようですけど
衝羽根という名前の木は他にもあり
(そちらは果実の形状を見立てたもの)
ちょっとややこしい。
ドッグウッドというのは
Wikipedia によれば
一説には17世紀頃に樹皮の煮汁がイヌの皮膚病治療に使用されたためと言われ、他には、木製の串を意味する英古語の「dag」「dog」を作る材料に使われる堅い木であったことからとも言われる。
とのことです。
英名は
Flowering dogwood で
flowering は手元の辞書によると
「花をもつ、花を開く」
という意味だそうですから
花をつけないドッグウッドもある
ということになりましょうか。
単に Dogwood というだけでも
花水木を指すようですけどね。
学名は Cornus florida で
属名はミズキ属を示し
ラテン語の cornu
角[つの]に由来していて
木質が硬いことに
因んでいるそうです。
種小名は
アメリカのフロリダのことで
北米原産であることに
由来しています。
先にも書いた通り
白い花弁のように見えるのは
総苞(葉の変化しもの)で
実際の花は中央の部分。
その中央の部分が
花であることは
今年の4月の写真を
拡大してみると
よく分かります。
(2026年4月14日撮影)
下方と左方の総苞の間から
枝がにょっきりと
顔を出しているのが
無粋ですけど
雄蕊と雌蕊が確認できます。
これを撮れたのは
ちょっと嬉しいかも。
というわけで
去年の5月27日に撮ったのは
未熟果ということに
なりましょうか。
これが秋に向けて
赤く熟していくようですが
熟した果実を見られるかどうか
予断を許さないのでした。
見られるといいなあ。




