本日午後、
実家から戻りました。
新幹線のホームへ行く前に
改札外にあるのを見かけた
おみやげ処・金沢店の
駅弁コーナーを覗いてみて
たくさんある中から選んだのが
「金沢名物三種詰め合わせ」を謳う
「金沢三昧」です。
金沢名物三種の内訳は
以下の写真右から
のどぐろめし
能登牛おこわ
かにすし(「ずし」と濁らないようで)
となります。
牛おこわめしは
いずれも国産の
うるち米ともち米を使用し
牛だしと炊き込みご飯のタレで
炊いたものです。
きんぴらごぼうと
小松菜のナムルが
添えられています。
のどぐろめしは
国産の米を使用し
炊き込みご飯のタレで
炊いたものです。
こちらは椎茸煮と
人参の煮たものを
添えてありましたが
人参が薄味すぎて
味を感じないくらい。
ベニズワイガニの
殻を取ったスティックと
錦糸卵、いくら醤油漬けを
トッピングした「かにすし」は
ちゃんと酢飯でした。
それにしても
「かにずし」と濁らないのは
ちょっと珍しい気もしますが
関西系の発音だと
それが正統なのかしらん。
こちらの記事によれば
のどぐろ(喉黒)というのは
口の奥が黒い魚の総称だそうです。
ここで使われているのは
標準和名でいうアカムツで
漢字表記は「赤鯥」となります。
脂っこい魚らしんですけど
駅弁に使われているためもあってか
脂っこさはあまり感じませんでしたが
美味しかったです。
量がもう少しあれば
なおよろし(苦笑)
ちなみに
ベニズワイガニの漢字表記は
「紅楚蟹」。
「ズワイ」というのは
Wikipedia によれば
細い木の枝を指す古語の
「楚(すわえ、すはえ)」が
訛ったものだとのこと。
Wikipedia が参照している
(2004年12月発行)の
記事にあるように
ズワイガニの細くてスッとした足が
枝のように見えたのかもしれませんね。
能登牛[のとうし]については
以下のサイトをご参照ください。
血統は黒毛和種に限り
肉質等級が
A3以上かB3以上のもの
だそうですけど
今回の駅弁に使われているのは
やっぱりB3クラスなんでしょうかね。
同じく量がわずかでも
のどぐろに比べると
味付けがしっかりしているためか
たいへん美味しかったです。
今回の駅弁の製造元は
石川県加賀市の
箸袋にローマ字で小さく
北陸本線・加賀温泉駅
と書かれていますが
そちらがホーム駅なのかしらん。
創業は明治29年(1896年)で
北陸線で最初に
駅弁を販売したのだとか。
元々は福井県で
旅籠を営んでいたようです。
伝統あるお店の駅弁
というわけで
何となく
ありがたみが増したり。
帰宅してから
調べて分かったので
食べてるときは
何とも思ってませんでしたけど。( ̄▽ ̄)
地元にいると
かえって地元由来のグルメには
疎くなるものでして
特に、存在すら知らなかった
能登牛なんぞ
家庭の食卓に上る気がしません。
(ウチだけかなw)
こういう機会でもなければ
なかなか楽しめないだけに
わずかとはいえ食べられたのは
貴重な体験でした。(-人-)