昨日は町田で

塾の採点会議でした。

 

行きがけに

セブン-イレブンに寄って

タワーレコード・オンラインからの

荷物を引き取って行ったんですが

そのあと駅まで行く途中

自転車置場沿いの花壇を見ると

見慣れない花が目にとまり。

 

原種系チューリップ(黄)

 

原種系チューリップ(赤)

 

赤い方をハナノナで調べてみると

「チューリップ」と出て

さすがにこれは違うだろうと思い

検索結果の写真を残さず

帰宅してから調べることに。

 

 

帰宅後

小池安比古監修・大地佳子著

『色と形で見わけ

 散歩を楽しむ 花図鑑』

(ナツメ社、2018)や

岩槻秀明『新 散歩の花図鑑』

(新星出版社、2023)で

赤い花を中心に見てみたんですが

似た花が出てこない。

 

そこで

ハナノナの検索結果を思い出し

試しに『新 散歩の花図鑑』の

チューリップのページを開いてみたら

近縁種として原種チューリップの

「タルダ」というのが載っていて

これが一緒に撮った黄色い花に

そっくりでした。

 

原種系チューリップ(黄)

 

そこで赤い方も

原種系チューリップなのかも

と思い直して

「チューリップ 赤 低い」

でネット検索してみたところ

そっくりなのがヒットしました。

 

それが原種系チューリップの

フランシスカで

今回の個体だと

同定できた次第です。

 

原種系チューリップ(赤・蕊)

 

今回撮った赤いやつは

ビオラセア ブラックベースや

フミリス リトルビューティー

というのにも似てます。

 

まあ品種名は

園芸家や種苗店が

勝手につけたもの

だと思ってますので(偏見w)

細かい下位名を確定することに

あまり意味があるとも

思えませんけれど。

 

 

ちなみに

タルダ tarda は

「ゆっくり成長する」

という意味だそうです。

 

フミリス humilis は

「低い、小さい」

という意味だとか。

 

これらは Google で検索し

AIに教わりました。

 

 

ビオラセア violacea は
《みんなの趣味の園芸》の記事の

文章の一部がヒットして分かりましたが

(混雑していてアクセスできず

 記事へのリンクは貼れませんでした。

 ご了承ください)

中心部分が赤紫色であることから

「スミレ色の」という意味だそうです。

 

それに

ブラックベースという言葉を

さらに添えるとは……。

 

フミリスにしたところで

「低い、小さい」という意味なのに

さらにリトルビューティーと

言葉を重ねるあたり

流通名(ないし市場名)の

流通名たるゆえんというか何というか。

 

 

LOVEGREEN の記事によれば

原種系のチューリップは

ミニチューリップ、

ワイルドチューリップとも

呼ばれることがあるそうです。

 

今回見かけた赤い方は

しゃがみこんで何とか

茎の写真も撮れましたが

 

原種系チューリップ(赤・茎)

 

黄色い方となると

地面にくっついている感じだったので

最初から撮るのを諦めました。

 

 

いずれにせよ

ハナノナで調べた結果は

正解だったわけですが

今回の花の形状を見て

正解だと思えるはずもなく。

 

……とか思うのは

自分だけでしょうか。

 

まあそれでも、またひとつ

見聞が広がったのは

良かったですよ。