(DU BOOKS、2024.7.7)
副題は「8cmCDマニアックス
―渋谷系、レア・グルーヴ、アイドル、
アニメ、テレビ番組、企画ノベルティまで」
と、やたら長い。
発売元はディスクユニオンです。
発行元 DU BOOKS の「DU」は
ディスクユニオンの略ですね。
こちらは
ディスクユニオンで
メンバーズ限定で配布される
『いますぐ聴いてほしい
オールジャンル 2024』を読み
(discunion、2024.11.30)
「2024年ディスクユニオンで売れた本」の
第5位にランキングしていることを知り
購入したものです。
主要記事を読んだほか
紹介されているディスクで
気になったものの紹介記事に
さっと目を通しただけですけど
8cmCD、いわゆる短冊CDの
簡単な歴史が見えてきて
勉強になりました。
初登場が1988年で
成長期が1990〜1993年
成熟期が1994〜1997年
衰退期が1998〜2007年
そして2013年ごろから
再び注目を浴び始める
という流れが分かるだけでも
類書がないだけに
ありがたい。
ちなみに
紹介されている短冊CD
600曲のうち
持っているのは
西田ひかる『Love Is Changing』(1997)
西田ひかる『ダンダン娘』(同)
グミ『Catch You Catch Me』(1998)の
3枚だけでした。( ̄▽ ̄)
西田ひかるのCDは
いっときコンプリートを
目指したからなあ。
(いまだ達成できておらず……)
グミのCDはアニメ
『カードキャプターさくら』
主題歌だからです。
オビの惹句が
やたらうるさいですけど
オビを取ると
割とすっきりしたデザイン。
カバーの右肩に
「特典あり」のシールが
貼られていますけど
本書中のCDに貼られている
レンタルシール(収録時間を記載)や
タイアップシール同様
貴重な資料だと思って
はがさないのではなく
綺麗にはがせるかどうか不安なので
そのままにしてるだけです(笑)
特典の
ポストカードというのは
こちら。
短冊CD型のサイズで
絵葉書のようなデザイン。
オールカラーで
紹介ディスクのジャケットを
眺めているだけでも
楽しめますけど
インクが載っている分
やたら重いのが難かなあ。
最近ディスクユニオンでも
短冊CDを見かけることが
多いですけど
こういう本を出すことで
収集心をそそり
反則につながるんだろうなと
意地悪なことも考えたり。( ̄▽ ̄)
さすがに
クラシックの短冊CDは
出てないようですが
(紹介されてないだけかしらん)
つのだ☆ひろが
「交響曲第9番のメロディに乗せて
ゴスペル調で般若心経を高らかに
歌い上げて(唱えて)いる」という
『HANNYA-SINGGYO』(2000)
というのが紹介されてました。
交響曲第9番って
ベートーヴェンの「あれ」
でしょうね、やっぱり。
その他に
由紀さおり、安田祥子
『トルコ行進曲』(1999)とか
『ボレロ』(1998)とかも
ちょっと気になります。
それにしても
エキセントリック・オペラが
短冊CDを出しているとは
思いもよらず
奥が深い……。