本日は

秋葉原で採点会議でしたが

その前に、喘息の定期診療に

行ってきました。

 

病院に行く前に

最寄駅のひとつのそばにある

普段使いの銀行に行く途中

通りかかった石塀に目をやると

黄色い花に気づきました。

 

石塀の烏の胡麻

 

ハナノナで調べてみると

「カラスノゴマ」

と出ましたが

 

烏の胡麻(ハナノナ)

 

これは一発で正解でした。

 

長く伸びているのが仮雄蕊で

その根元を

蜘蛛の足のように

取り囲んでいるのが

本当の雄蕊のようです。

 

烏の胡麻(サイド・アップ)

 

雌蕊は仮雄蕊に取り囲まれた

中央にあるようですが

仮雄蕊に遮られて

ちょっと確認しづらいですね。

 

下の写真で

仮雄蕊に囲まれて

中央に伸びているのが

雌蕊かもしてません。

 

烏の胡麻(正面)

 

「松江の花図鑑」というサイトに

雌蕊が分かる写真が載っていますので

 

 

正確なところはこちらでご確認ください。

 

花期は8〜9月だそうなので

ぎりぎり期間内

ということになりますか。

 

 

名前の由来は

果実が胡麻の実に似ていて

胡麻よりも小さいから

とのことです。

 

日本固有の在来種で

和名の別名はありません。

 

英名も

和名そのままに

Karasunogoma

というようです。

 

 

学名は Corchoropsis crenata で

はまのカズチャンです

というサイトの説明によれば

属名の corchoropsis は

ツナソ属(corchorus)に

似ている(opsis)

という意味だとか。

 

種小名の crenata は

「円鋸歯状の」

という意味だそうで

これは葉っぱの形状に

由来するものでしょうかね。

 

Wikipedia には

種小名の後に

「Sieb. et Zucc.」

とついてますけど

これは学名をつけた人名を指していて

「シーボルトとツッカリーニ」

という意味のようです。

 

フォン・シーボルト

自分でも知っているくらいですから

そこそこ有名かと思います。

 

ヨーゼフ・ゲアハルト・ツッカリー二

そのフォン・シーボルトとともに

日本の植物を研究した人だとか。

 

烏の胡麻(サイド)

 

名前の由来となった

果実(蒴果)が

見られるかどうか。

 

それまでに

刈られてしまうかも

知れませんし

実った頃に通りかかるかどうか

分かりませんけど

楽しみに待ちたいと思います。