本日は
夏期講習の採点で
横浜へ。
バスを降りて
基幹駅に向かう途中
咲いているのを見かけたのが
こちら。
(2024年8月14日撮影)
8月に入ってから
横浜や立川に行く際
いつも通りかかるので
気づいたんですけど
ハナノナで調べてみると
「アフリカキンセンカ属」
と出ました。
学名をディモルフォセカ
Dimorphotheca といい
これが流通名にもなっています。
Osteospermum と近縁で
両者の区別は難しく
分類は流動的なのだとか。
それもあってか
オステオスペルマム属が
アフリカキンセンカや
アフリカンデージーという
別名を持っているそうですから
ややこしい。
ディモルフォセカの花期は
「みんなの趣味の園芸」によれば
2月中旬から6月上旬で
ちょっと今回のは遅すぎる。
一方、
オステオスペルマムの花期は
やはり「みんなの趣味の園芸」によれば
1月中旬から5月、および
9月中旬から11月中旬
となっていて
こっちはこっちで
ちょっと早いんですが
遅いより早い方がありかな
とか思ったりもします。
アフリカキンセンカ属
(ディモルフォセカ)を
ネットで検索して出てくる
花の写真を見ると
花芯の筒状花の印象が
ちょっと違う気がします。
オステオスペルマムも
ちょっと違う気がしたものの
いろいろと品種を検索しているうちに
ダブルシルバーという品種が
割と近い感じがしました。
そして
ダブルシルバーで検索して
到達したこちらのブログの写真、
これが今回の花の写真に
一番よく似ていたので
オステオスペルマムだと
とりあえず同定した次第です。
上掲のブログの写真のものは
八重咲きなのに対し
今回のは明らかに
一重咲きとしか思えませんけど
でもそれくらいなら
園芸品種であれば
誤差の範囲かなあ
とか思った次第です。
あと
オステオスペルマムで
検索した際にトップに出る
写真に写っている葉っぱの感じが
今回のに似ているように思った
というのも同定の根拠です。
以下の2枚は
花茎の感じが分かりやすいもの
葉っぱの様子がわかりやすいものを
と思って、翌日、撮ったものです。
(2024年8月14日撮影)
上の写真などは
舌状花と筒状花で
構成されていることが
よくわかるのではないか
と思います。
オステオスペルマムは
夜間や曇天、雨の日になると
花弁が閉じるという特徴があり
本日、横浜からの帰りが
夕方になったので
通りかかった際に確認したところ
しっかりと咲いてました。
(2024年8月22日撮影)
ただし、
LOVEGREEN の記事によれば
最近は開閉しない品種もある
ということなので
その点では問題なし。
というか
判別の根拠には
ならないわけですね。
とにかく
園芸品種となると
本来の花の性質は
変わっていることが多く
また交配のために
花の雰囲気もどんどん変わる
という感じがします。
ことにディモルフォセカと
オステオスペルマムのように
花の雰囲気が似ていて
交雑しやすいとなった日には
花屋か種苗屋のカタログでも
持ってない限り
素人には同定不可能としか
思えません。
自分の無知や能力の低さを
棚に上げて言わせてもらえば
だいたい
花名でネット検索すると
花の写真は出てきますが
葉っぱの特徴と組み合わせて
紹介される場合はほとんどない
というのも困りものなんですよね。
上掲の写真のうち
下のような写真で
ヒットすることが多い。
というわけで
将来、違っていたことが
判明する可能性はありますけど
とりあえずは
オステオスペルマムの
ダブルシルバーの一重咲き品種
ではないかしらん
と、しておく次第です。