先日、思い立って

Amazon で皆川達夫の本を

検索してみたら

出ていたのを知らなかった

新刊がヒットしたので

慌てて注文したのが、こちら。

 

皆川達夫『宗教音楽の手引き』

(日本キリスト教団出版局、2024.4.19)

 

サンパウロ発行の

月刊雑誌『家庭の友』に

「宗教音楽の手引き」という総題の下

2005年1月号から翌年12月号まで

2年間にわたって連載されたエッセイを

まとめたものです。

 

 

ルネサンス・バロックにとどまらず

モーツァルト、フォーレ

ベルリオーズ、ヴェルディ

ブラームスの『レクイエム』

ハイドン、モーツァルト、

ベートーヴェンのミサ曲、

ハイドン、ベートーヴェン

メンデルスゾーンのオラトリオなども

取り上げてますけど

やはりルネサンス・バロックが

中心になりますね。

 

名盤推薦がテーマではありませんが

フォーレの『レクイエム』なら

クリュイタンス指揮のもの

シュッツの『クリスマス物語』であれば

ツェベレイかベルニウス指揮のものを

とか書かれているのを見ると

収集癖が刺激されます。

 

ベルニウス盤は持ってたかなあ。

 

またまた

懐が寂しくなりそうですな。( ̄▽ ̄)

 

 

監修者・樋口隆一の解説によれば

明治学院大学図書館附属

遠山一行記念日本近代音楽館に

寄贈された皆川達夫の研究資料のうち

監修者を指名して見てもらい資料がある

という連絡を司書から受け

確認してみたところ

新聞・雑誌へ寄稿した原稿のコピーが

大量に見つかったのだとか。

 

中世ルネサンスやバロック音楽に

関するものだけではなく

ワインやミステリ小説に関する寄稿も

膨大に残されていたそうで

それらをまとめ

皆川達夫コレクション全3巻として

刊行することになったそうです。

 

 

その第1巻に当たるのが

今回の『宗教音楽の手引き』

であるわけですけど

ということは、もしかしたら

皆川達夫の書いた

ミステリ小説についての文章も

刊行される可能性がある

ということでしょうか。

 

それはすごい。

 

バロック音楽好きにして

ミステリ・ファンでもある自分としては

ぜひとも読みたいですね。

 

いつ出るのか分かりませんが

新刊チェックを

こまめにしなければ

と思った次第です。