昨日、買い物に出た際

樹木園のようなところに

白い花が咲いているのが

目にとまりました。

 

藪茗荷

 

敷地内であることに加え

草が生い茂っているので

近くに寄って撮れませんでしたが

試しにハナノナで調べてみると

一発で正解でした。

 

藪茗荷(ハナノナ)

 

藪に生育して

葉っぱが茗荷[ミョウガ]の葉に

似ていることが

名前の由来だそうで

確かに藪の中に生えている。( ̄▽ ̄)

 

花は一日花で

すぐしぼむらしく

だとしたら

遠目とはいえ

見かけられたのは

ラッキーでした。

 

藪茗荷(アップ2)

 

和名の別名には

藪生姜[ヤブショウガ]

杜若[トジャク]

というのがあると

庭木図鑑 植木ぺディア

書いてありました。

 

後者は

「カキツバタ」という

花の名にあてるのが

一般的ですけど

本種の場合

地下茎を使用する

漢方薬の名前に

由来するようです。

 

 

学名は

Pollia japonica で

英名は学名の属名そのままに

ポリア。


季節の花300」によれば

属名の Pollia は

オランダの Poll さんの

名前にちなむのだとか。

 

その Poll さんというのは

オランダの植物学者ツンベルクが

アフリカ・アジアでの

植物探索旅行の際に

スポンサーとなった

Jan van der Poll Pietersz

という長い名前の人だと

以下のブログで説明されています。

 

 

学名の種小名から

日本固有種であることが

分かりますけど

なぜ通りすがりの樹木園に

いきなり生えているのか。

 

何年も通りかかっているのに

これまでまったく

気づかなかったという。f^_^;

 

種が逸出したのかしらん。

 

種以外に

地下茎でも増えるらしく

周囲にいくつか生えているのは

いずれも地下茎で

つながっているものと

思われます。

 

藪茗荷(アップ1)

 

何はともあれ

たまにこうして

意識せずに歩いている時

初めて見る草を見かけると

嬉しいもんですね。

 

今度は間近で見て

綺麗な写真を

撮ってみたいものです。