これも昨日のこと。

 

大学図書館に行った際

行きの通りすがりに

紫色の花が咲いているのを

見かけました。

 

桔梗(全体俯瞰)

(2024年6月25日撮影。以下同じ)

 

ハナノナで調べてみると

「キキョウ」と出て

これは一発で正解でした。

 

桔梗(ハナノナ)

 

英名は Ballon flower で

これは蕾が膨らみ

開花直前の形状に

由来するものと思われます。

 

今回は幸い

たまたま蕾を撮っていて

バルーンのような

色づいた蕾も

写り込んでいました。

 

桔梗(蕾)

 

学名は Platycodon grandiflorum  で

属名はギリシャ語の

「広い」platys +「鐘」codon

が語源だそうです。

 

種小名は

「大きい花の」

という意味だそうですが

確かに大きいですね。

 

桔梗(雌蕊成熟済)

 

桔梗は開花すると

まず雄蕊が雌蕊を覆って

雄蕊が萎れた後に

雌蕊の先が開くようで

そういうのを

雄性先熟花[ゆうせいせんじゅくか]

というそうです。

 

そんなこととは

知らないもんですから

雌蕊が開いた写真しか

撮っておらず。

 

ハナノナで

調べる際に撮った写真の

後方に写っているものは

雌蕊がまだ開いてないようですが

雄蕊は萎れてる感じです。

 

全体を俯瞰した写真の右側に

覆っていた雄蕊の花粉を浴びた

雌蕊が写っていましたので

トリミングしてみました。

 

桔梗(雌蕊未成熟)

 

雄蕊が寄ってたかって……

とか想像すると

なかなかエグい感じですが

確実に受粉させるための

生存戦略なんでしょうから

あれこれいうべきものでもなく。

 

そこまでやってるのに

現在では

自生株は激減しており

絶滅危惧種として

指定されているそうですから

ままならないものですね。