これは、おととい

(5月15日)のこと。

 

買い物に出た際に

普段使いの銀行から

ディスカウント・スーパー

OKへ行く途中のお宅で

満開といっていいくらいの

白い花の木を見かけました。

 

シルバープリペット(その1)

 

例によって

庭木図鑑 植木ぺディアで

白い花が咲く木」を見ていき

これだと当たりをつけたのが

プリペットです。

 

今回見かけたものは

葉っぱに斑[ふ]が入っているので

「プリペット 斑入り」

で検索してみたところ

シルバープリペットがヒットし

同定できた次第。

 

シルバープリペット(その2)

 

プリペットの英名は

European privet なので

正しくは「プリベット」ないし

「プリヴェット」ですが

一般的に(あるいは流通上)

「プリペット」と呼ばれています。

 

ところで

シルバープリペットの場合

例えば LOVEGREEN の記事では

英名が Chinese privet

となってました。

 

庭木図鑑 植木ぺディアの

プリペットの解説には

「中国及びヨーロッパを原産とする」

とありますので

品種改良に使った種によって

European と Chinese に

分かれたものでしょうか。

 

 

学名は

Ligustrum sinense ‘Variegatum’ で

sinense は「中国」という意味

だそうですから

英名に Chinese とつくのは

それに由来するものでしょう。

 

栽培品種名を示す

Variegatum は

「斑入り」の英語表現が

variegated なので

「斑入り」という意味

かと思います。

 

 

和名は

「西洋水蠟木」と書いて

「セイヨウイボタノキ」

と読ませますが

斑入りなので

「斑入り西洋水蠟木」

でしょうか。

 

ブログのタイトルは

中国産ともいわれるのに

「西洋水蠟木」とするのも

違和感があったので

洋名のままとしました。

 

なお、イボタノキ属を示す

学名の Ligustrum は

季節の花300」によれば

ラテン語の ligare(縛る)が

語源とのことです。

 

 

庭木図鑑 植木ぺディアには

「刈り込みをせずに放任すれば、

初夏に(略)白い花を咲かせる」とあり

「可憐とはいいがたく、

花の鑑賞を目的とするような

木ではない」と書かれていますけど

そうでしょうかね。

 

シルバープリペット(花アップ)

 

それに

遠目で見ると群がった白い花が

まるで雲のように見えて

綺麗で見事だと

素人目には感じます。

 

シルバープリペット(全景)

 

また

庭木図鑑 植木ぺディアには

花の香りが

「人によっては臭いと感じる」

とありますけど

LOVEGREEN だと

「白い香りの良い小花」とあって

ずいぶん違います。

 

この印象の違いは

基本種のプリペットと

斑入りのプリペットとの

違いによるものなのかどうか。

 

今回は香りまで

意識しませんでしたが

また通りかかった時には

ちょっと意識してみましょうか。