買い物のために
お金を下ろしにいく途中
金木犀の木に気づきました。
開花期は9〜10月で
花の香りは銀木犀よりも強い
とのことですが
こちらがマスクをしているためか
あまり感じられませんでした。
樹木図鑑 植木ぺディアによれば
桂花陳酒や桂花茶は
金木犀の花を漬け込み
香りを楽しむのだとか。
桂花陳酒は
呑んだことがあるような
そんな気もしますけど
そんなこととはつゆ知らず。
開花期間が
1週間から10日ほどらしく
咲いているのを
見ることができたのは
ラッキーだったのかもしれません。
もっとも最近の種は
二度咲きするものも
あるそうですけど。
ちなみに
金木犀は雌雄異株で
日本には中国から
花数の多い雄株のみ
渡来したため
雌株を見る機会はもとより
果実を見る機会も
ほとんどないそうです。
雄花には
二個の雄蕊と
先の尖った
不完全な雄蕊がひとつ
あるそうですが
撮ってきた写真を見ても
見分けがつきません。
ところで
木犀[モクセイ]の
「犀」の字は
樹皮が動物の犀[サイ]に
似ていることに由来する
とのことでして
そうと知っていれば
樹皮も撮ったんですけど。
別名は
丹桂[たんけい]
千里香[せんりこう]など。
英名は
樹木図鑑 植木ぺディアだと
Chinese sweet osmanthus
となっていました。
「季節の花300」によれば
osmanthus[オスマンサス]は
ギリシャ語の「香り」osme と
「花」anthos に
由来するそうです。
ちなみに
「季節の花300」では
英名が
Fragrant olive
となっています。
fragrant は
手元の辞書によれば
「芳しい、香りのよい、芳香性の」
という意味だそうで
香りで知られてきたことを
彷彿させますね。
Wikipedia には
Fragrant orange-colored olive
と載ってましたけど
これはちょっとくどいかな。( ̄▽ ̄)
ところで
買い物に行く際
今回の場所で見かけるまで
ほとんど気づかなかったのに
買い物の帰りには
あちこちで咲いているのを
見かけました。
ルートが違うとか
顔の向きが違うなど
気づかなかった要因は
いろいろ考えられますが
いちど認識されると
世界が違って見えるようになる
良い例かと思います。