昨日は

データで届いた資料を

プリントするために

普段使いのセブンイレブンへ

行ってきました。

 

自宅にプリンターがないので

いつもそうしてるんですが

それはともかく。

 

帰りに廃クリニック跡の

更地になったところを

通りかかったら

黄色い花の咲いているのが

目にとまりました。

 

菊芋擬き

 

さっそく

ハナノナで調べたところ

「ヒメヒマワリ

 別名:ヘリオプシス

    キクイモモドキ」

と出ましたが

 

菊芋擬き(ハナノナ)

 

今回も一発で

正解のようでした。

 

 

菊芋擬きというのは

菊芋の花に

よく似ていることから

ついた名前ですが

金田洋一郎の『山野草図鑑』で

菊芋を見てみると

ほんとにそっくりでした。

 

菊芋は

北アメリカ原産の帰化植物で

花期は9〜10月とありますから

いくらそっくりでも

今咲いているのは明らかに

違うものだと分かります。

 

 

菊芋擬きの花期は7〜10月で

原産地は同じく北アメリカ。

 

日本には明治の半ばに

渡来したのだとか。

 

ヘリオプシスというのは

学名 Heliopsis helianthoides

に由来していて

みんなの花図鑑」によれば

属名の Heiiopsis はギリシャ語で

「太陽に似た」という意味だとか。

 

種小名の helianthoides は

「向日葵のような花の」

という意味になるそうです。

 

菊芋擬き(アップ)

 

ハナノナでトップに出た

「ヒメヒマワリ」は

おさんぽ花ずかん」によれば

花屋での流通名らしく

しかも同じ名前で別の花も

存在しているのだとか。

 

菊芋擬きは

キク科キクイモモドキ属ですが

姫向日葵はキク科ヒマワリ属で

学名を Helianthus debilis といい

やっぱり北アメリカ原産。

 

菊芋擬きではない方の

姫向日葵は、学名に由来する

ヘリアンサスという名でも知られ

GKZ 植物事典」によれば

ギリシャ語で「太陽の花」を

意味するのとのことです。

 

種小名のデビリスは

「弱小な、軟弱な」

という意味だとか。

 

となると

「姫向日葵」という名称は

学名を直訳したもの

と考えられますね。

 

GKZ 植物図鑑に

アップされている写真を見ると

まんま向日葵ですから

今回見かけたものが

ヘリアンサスこと姫向日葵ではなく

ヘリオプシスこと菊芋擬きであることは

はっきりしていると思いました。

 

 

上の花とは別のところにも

咲いてました。

 

更地の菊芋擬き

 

それにしても

今回、咲いているのをみたのは

廃クリニックの

以前、花壇だったところ

なんですけど

とはいえ

前に見た記憶はなく。

 

なぜ、どうして

こんなところに

いきなり咲いたものか。

 

謎としか

いいようがないのでした。