以前、当ブログで

近場で咲いていた

山法師[ヤマボウシ]を

紹介したことがあります。

 

その際

ひと月ぐらい先に

アメリカ山法師の異名を持つ

花水木[ハナミズキ]が咲く

ということを書いて

白い花水木の写真を

アップしておきました。

 

 

最近、近所に

山法師の花にそっくりで

総苞片が赤いのが

咲いているのを見かけました。

 

山法師(赤)その1

(5月14日撮影)

 

ところで

一青窈が歌う

「ハナミズキ」の歌詞に

♪薄紅色の可愛い君のね

とあることから

花水木の花(総苞片)は薄紅色

というイメージが

できているのだとか。

 

そんな記事を

何かの折に

読んでいたこともあって

花水木が咲いている

と思っていたんですが

実は今回見かけたのは

山法師の花なのでした。

 

山法師(赤)その2

(5月14日撮影)

 

前にも書きましたけど

総苞片の先が

尖っているのが山法師で

花水木の場合

窪んでハート形に見える

というのが見分け方のポイント。

 

山法師(赤)総苞片

(5月14日撮影)

 

アップで撮った写真を見たら

総苞片の先が尖っていたので

薄紅色ですけど山法師だと

判断できた次第です。

 

山法師にも赤いのがあるのか

と、びっくりでした。

 

だって名前の由来は

山法師の頭巾に見立てて

というものなんですから

赤いっておかしいじゃないですか、

ねえ。

 

 

ちなみに

歌詞通りの

薄紅の花水木も

4月の初めに選挙があった頃

その帰りに目にしています。

 

花水木

(4月9日撮影)

 

ああ、花水木だなと

遠目に見た色合いだけで

判断していたのですが

こちらは確かに花水木。

 

花水木(赤)

(4月9日撮影)

 

白い花の方は山法師だろう

と思っていたんですけど

こちらも花水木です。

 

花水木(白)

(4月9日撮影)

 

赤い花と白い花が

並んで咲いていて

なんとも紛らわしい。

 

 

ちなみに

山法師と花水木を

見分けるポイントは

総苞片の形以外にも

あります。

 

樹皮が縦に

細かく裂けているのが

花水木で

山法師の方は

鱗状に剝がれています。
 

鱗状に剝がれて

斑状になるのは

老木だけだという説明を

している本もありますけど

少なくとも山法師であれば

樹皮は細かく裂けてはいない

というわけです。

 

今回

たまたま撮ってあった写真で

樹皮を確認してみると

確かにその通り。

 

山法師(樹皮)

(5月14日撮影)

 

4月に花水木を撮った時は

樹皮のことを意識しておらず

アップで撮りませんでしたけど

上掲の紅白両木が写っている写真で

なんとか確認できるのではないかと。

 

 

山法師の方は

赤い実がなるらしいけど

見かけたことがない

と昨年の記事で書きました。

 

いまだに見かけてませんが

今年はどうでしょうかね。