近場にある木が
今年も開花しました。
去年の今頃
ハナノナで調べてみると
「ナンジャモンジャ
別名:ヒトツバタコ」
と出たんですけど
(2022年5月15日撮影)
「樹木図鑑 植木ぺディア」で
ヒトツバタコを見てみても
何となく違う。
そのまま
ペンディングにしてたんですけど
手元の『樹木図鑑』を
パラパラ見ているうちに
「センダン」だと気づいた次第。
(2022年5月15日撮影)
ハナノナが(AIが)
ヒトツバタコだと判断したのは
花の色を白だと見なしたり
花の形から判断したりするからで
花の色は実は薄紫だったというわけ。
(2022年5月15日撮影)
「お前の撮った写真が悪い」
とAI様に言われれば
まあ、確かにそうなんですけど
与えられた情報でしか
判断できないAIには
まだまだ限界がある
ということですよね。( ̄▽ ̄)
ついでながら
「ヒトツバタコ」を
「ヒトツタバコ」と
空目していたのは
ここだけの話です。(^^;
カタカナ表記だから
こんな空目を誘うのでして
「一つ葉田子」と
漢字で表記されれば
間違えようもないのでした。
別名は「おうち」で
旧仮名遣いだと「あふち」
という表記になります。
これは
「淡い藤」という意味から
きているのだと
「木のぬくもり・森のぬくもり」
というサイト内の樹木図鑑に
書いてあります。
だとしたら
漢字表記は「淡藤」かしらん
と思っていたら、そうではなく
「季節の花300」に
「楝」だとありました。
「棟」の正字というわけではなく
小学生か中学生の頃から使っている
長澤規矩也編著『三省堂漢和辞典』
(初版1971年5月10日。
手元にあるのは第7刷ですが
奥付に発行年月日の表記なし)
によれば、別字だそうです。
パソコンの辞書(変換候補)だと
「樗」という字も出てきますけど
こちらの字は上掲の辞書では
「ごんずい(権萃・権翠・権瑞)」や
「にわうるし(庭漆)」などが
意味として載ってます。
漢字ぺディアや
goo漢字辞典などでは
1番目の意味が「ゴンズイ」で
栴檀の古名は3番目に載ってますね。
下の写真は幹のあたり。
去年、樹皮をアップで撮ってました。
(2022年5月15日撮影)
手元にある『樹木図鑑』には
樹皮も区別のポイントとあるので
撮ったものですけど
「赤褐色で粗く割れます」
という説明と合ってるのかどうか
よく分からないというのが
正直なところだったり。( ̄▽ ̄)
なお
「栴檀は双葉よりも芳し」
という諺の栴檀は
今回の木ではなく
香木の白檀[ビャクダン]のことを
指しているそうです。
ご存知の方も多いと思いますが
自分の備忘も兼ねて
念のため、記しておく次第。