おととしの春のこと
普段使いのディスカウント・スーパー
OKに行く途中にある
アパート前の砂利を敷いた庭に
蒲公英[たんぽぽ]に似た花が
咲いているのを見かけました。
(2021年春撮影)
ハナノナで調べてみると
「ブタナ
別名:タンポポモドキ」
とか出たんですけど
その時は区別のポイントを
理解しておらず
花のアップを撮って
満足していたんですが
花だけでは
区別がつかないんですね。
去年は同じ場所で見かけず
駆除されたのかなあと思っていたら
今年になって同じ場所で
咲いているのを見かけました。
(4月9日撮影)
さっそく撮ったのはいいんですが
今回も区別のポイントを
押さえた写真が撮れず
その次に出かけた時ようやく
総苞片のあたりをアップで撮れた次第。
(2023年4月23日撮影)
総苞片の中央に棘があって
そり返らないのが
特徴だそうで
棘については
よく分かりませんけど
確かにそり返ってはいない。
そのほか
ヒョロリと伸びた茎、
これはいわゆる茎ではなく
花茎[かけい]だそうですけど
それが途中で分岐するとか
その花茎に
葉っぱが退化した鱗片葉がある
とかいった点などが
開花期の区別のポイント。
上掲の
総苞片の写真に写り込んでいる花茎に
確かに鱗片状の退化した葉が
確認できますね。
草丈が高いものは
だいたい豚菜だと思えば
間違いないですけど
やはりヒョロリと伸びる花に
西洋蒲公英があって
それと確実に区別できないと
取り上げられないよなあ
とか思っていたので
ようやく取り上げることができ
すっきりしました。
豚菜という名称は
フランスの俗名
Salade de pore(豚のサラダ)を
直訳したものだそうです。
実際に豚が
好むのかどうかは
知りませんけど
Wikipedia によれば
原産地ではハーブとして使われ
食用になるのだとか。
英名は Cat's ear で
Catsear と続けて書くことも
あるようです。
葉っぱの形が猫の耳に似ているから
と Wikipedia にありますが
これは鱗片葉のことでしょう。
そういうわけで
豚菜だと分かった途端
そこらじゅうで咲いてるのが
目にとまるように
なりまして。( ̄▽ ̄)
今日も今日とて
タワーレコードからの
荷物を引き取るため
コンビニに行く途中
石垣の上に咲いてたり
人家の門前に咲いてたりと
我が世の春という感じです。
花期は
5月ないし6月から
9月ないし10月ごろまで
と記されていることが多く
ちょっと早い気もしますけど
4月ならまだ許容範囲内
でしょうか。
それにしても
こう豚菜ばかり
見かけるようになると
今度は西洋蒲公英を
見つけたくなるんですが
いつになりますやら。