前回、エマ・カークビーと
クリスファー・ホグウッド指揮
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの
YouTube にアップされていた演奏を
紹介しましたけど
イギリス系の演奏としてはもうひとつ
キングズ・コンソートのものがありました。
極小編成で
ソプラノはローナ・アンダーソン
という人。
2011年10月2日開催の
ヴァラジュディン・バロックの夕べ
での演奏だそうです。
カークビーもそうでしたけど
アレルヤを歌う時の口の形は
マリー・ロスに比べると
妙な曲がり方をしていないで
喉の奥で歌っているのが
よく分かるのではないでしょうか。
こちらはもっと小さい編成の
アンサンブル・アマリリス版。
ソプラノはなんと
サンドリーヌ・ピオーで
こんな映像があるとは
と驚きましたが
残念ながら録音データなどは不詳。
ヴァイオリンが1挺減って
代わりにテオルボが加わってますが
これは通奏低音ですから
数に入らないわけで
第2ヴァイオリンがないバージョン
ということになりましょうか。
と思ったら
後半のアリアで
第2ヴァイオリンが加わり
鍵盤がオルガンからクラヴサンに
変わっていて
ちょっと注目です。
口元はラテン系のノリで
やや気になりました。
まあ、ヴィヴァルディ自体
ラテン系ベースだから
いいのかもしれませんけど。
そしてなんと
ピアノ伴奏版もありました。
2013年9月13日
シュールズベリー・スクールにおける
ランチタイム・コンサートから。
歌っている Henrike Legner は
名前から分かる通りドイツ系で
現在はプロの演奏家として
活躍しているようですが
こちらはデビュー前の演奏かと。
ピアノ伴奏が珍しいのと
少女少女した素直な歌唱が良いのとで
ついついアップしちゃいましたが
アレルヤでは下顎が動いていて
カークビーらプロ勢には
さすがにまだ及ばず。
カメラがフラフラしているのも
惜しいところですね。
ちなみにこの少女
エマ・カークビーにも師事し
上にリンクを張ったことでも分かる通り
のちにプロ・デビューを
果たしたようです。
プロになってから
口元の不自然さは
解消されたかしらん。
その他
ソロ・オルガンによる
伴奏版も見つけたりしましたが
ソプラノに比べてオルガンの音が小さく
バランスが悪いと思ったので
アップするのはやめておきます。
というより
演奏者名をメモしとくのを
忘れただけでなく
検索しても
見つけられなかったのでした。( ̄▽ ̄)
もう少し粘ればよかったかしらん。