先日、帰省した際
東京方面へ戻る前に
両親と食事をしたことは
以前、書いた通りです。
その食事に行った
和食・洋食処
庭に咲いていたのが
こちらの馬酔木[アセビ]です。
(3月20日撮影)
以前、近場に咲いているのを
調べたことがあるので
すぐに分かりましたが
念のためハナノナでチェック。
庭木図鑑 植木ぺディアによれば
自生の馬酔木にはたいてい
白い花が咲くとのことですが
こちらも見事に白く
萼がクリーム色のタイプ。
それにしても
軒にまではとどかないとはいえ
こんなに高木になるとは
思いもよらず。
というのも
近場で見かけたのは
ピンク色の花が咲く
園芸品種の低木でしたから。
(3月24日撮影)
赤い花が咲くものとして
曙馬酔木[アケボノアセビ]や
紅花馬酔木[ベニバナアセビ]
クリスマスチアー
といった品種が
あるそうですけど
近場のものは何なのか
よく分かりません。
横には白いのも咲いてますが
もちろん自生種ではありますまい。
馬酔木は有毒植物で
馬が葉を食べれば毒に当たって
酔っているようにふらつくから
というのが和名の由来。
葉っぱだけでなく
花も含めて全体に
毒を含むそうですが
そういうのを庭木にしたり
植え込みに使ったりするのは
有毒で虫がつかないために
美しさが保たれるからでしょうか。
植木ぺディアによれば
寒さにも強く
大気汚染、潮風、
乾燥にも強いそうで
いうことなしな感じですけど
直射日光や西陽には弱くて
適度な日陰の方が
花も美しく咲くのだとか。
万葉集の時代から
詠まれているだけあって
短歌や俳句の雑誌名に
使われていることでも
知られているかと思いますけど
その場合は「あしび」
と読ませるようです。
そういう意味では
国語の授業を通して
聞き覚えがあったはずで。
ただ実際の花を
実見したことはなく
今住んでいるところの
近場で見つけたとき
「なるほど、これが」
と思ったりした次第です。
雑誌の方が「あしび」で
植物の方が「あせび」
というふうに
読ませ方が違うことも
今ごろ気づきました。(^^ゞ
なかなか奥が深いですね。