確定申告に行ってきました。

 

e-Tax とかで済ますのではなく

紙の書類を直接届ける派なので

昨晩は朝方まで領収書をまとめて

必要経費の計算におおわらわ。

 

おまけに

マイナンバー通知書類が

どこかに紛れ込んでしまい

見つけるのに時間がかかり

ヒヤヒヤさせられました。

 

なんとかまとめあげて

出してきたので

何はともあれ山となれ

(あとは野となれのもじりです念のため)

という感じ。

 

帰りに普段使いの

ディスカウント・スーパー

OKに寄ったところ

なんと

バーゲンブックのコーナーが

できていました。

 

OKのバーゲンブック売場

 

これは本好きとしては

ご祝儀に何か一冊

買わねばなるまいと思い

4つほどあったワゴンを

眺め回したところ

目にとまったのがこちら。

 

『村岡花子エッセイ集

 想像の翼にのって』

『村岡花子エッセイ集 想像の翼にのって』

(河出書房新社、2014.7.30)

 

オビにもある通り

朝の連続テレビ小説効果で

まとめられたもののようです。

 

連ドラの方は見てませんが

村岡花子の訳した

赤毛のアン・シリーズは

大学院時代に

アンのファンだという後輩から

ハードカバー全10巻を借りて

読み通したことがあります。

 

内容はすっかり忘れてますけど。(^^;ゞ

 

オビも付いてますし

そのオビには

「単行本未収録、

 新発掘エッセイ、多数!!」

とも書いてありますから

これ幸いと買ってきました。

 

 

ところが

目次を眺め回していたら

「私と探偵小説」

と題するエッセイが載っており

ありゃありゃと

驚いた次第です。

 

エッセイの末尾を見たら

「(一九五七年[昭和三二]出典不明)」

となっていますけど

手元にある2009年発行の

『探偵雑誌目次総覧』を見たところ

『宝石』1957年10月号だと

一発で分かりました。( ̄▽ ̄)

 

江戸川乱歩が

探偵小説専門誌『宝石』の

同年8月号から

編集に乗り出し

一般文壇の書き手で

探偵小説好きの人たちに

声をかけていた頃のものですね。

 

 

戦時中、前田晃のもとを訪ねる際

松村みね子(片山廣子)から教えてもらった

『ディテクティヴ・ストーリイ・マガジン』に

載っていた短編を

子どもに聞かせながら

向かったことがあると

書いてあるのを読んで

びっくり。

 

あと、夫も探偵小説好きだとか

アガサ・クリスティーが好きで

『杉の柩』を読んでの感想が

書かれていたりとかして

短いエッセイですけど

なかなかに面白い。

 

こういうところ

朝ドラで描かれたのかどうか

観てなかったので

あいにくと知りませんけど

一気に親しみが

湧いてきたことでした。

 

 

新刊で出た時

この一編だけでも

買ったかどうか分かりませんが

これは買わなきゃ嘘でしょ

という感じです。

 

というわけで

意外な拾いものに

申告疲れが吹き飛んだ

というお話でした。

 

そのほかのエッセイも

これからちびちびと

読んでいこうかと思います。

 

223ページですから

すぐ読み終わりそうですね。

 

 

 

●訂正(翌日3:15ごろの)

 

> 『ディテクティヴ・ストーリー・マガジン』を

> 子どもに読み聞かせながら

> (ということはつまり訳しながら!)

> 向かったことがあると

> 書いてあるのを読んで

 

と書きましたが

もう一度読んでみると

実際は自分が読んだ物語を

話し聞かせながら

ということでした。

 

あと

 

> 松村みね子(片山廣子)が亡くなって

> 遺族から形見として譲り受けた

 

と書きましたけど、よく読んだら

もらったのは雑誌ではなく

クリスティーの本だったようです。

 

というわけで

以上の件りを

現在のように

訂正しました。

 

申し訳ありませんでした。m(_ _)m