DVD『ロビンとマリアン』

(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

 HHD-10103、2005.12.21)

 

リリース月日は

タワーレコードオンラインの

データに拠ります。

 

規格番号違いのものが

何枚も出ているんですけど

HHD で始まるものは

上記の通りです。

 

 

ちょっと必要があって

中古で買っておいたものを

観てみました。

 

観るのは今回が初めてではなく

確か中学生だった頃に

何かのミステリ映画との

同時上映で観た記憶があります。

 

《ロビンとマリアン》は

1976年公開ですから

《名探偵登場》でしょうか。

 

そういう組み合わせで

公開されてしまうあたりが

いかにも地方の映画館らしい。( ̄▽ ̄)

 

 

十字軍遠征から18年経って

故郷シャーウッドの森に帰ってきた

ロビン・フッドが

尼僧となったマリアンに

再会したことから起きる

騒動の顚末を描いたお話です。

 

その後のロビン・フッド物語

という趣向の物語で

中高年男女の恋愛物語でも

あるわけですが

田舎の中学生には

その面白さが分かるはずもなく。

 

ショーン・コネリーと

オードリー・ヘップバーン

豪華二大スター夢の共演を

謳われても

アピールするはずもなく

面白いと思わなかったのは

まあ、仕方ないかと。

 

 

還暦を迎えた今になって

改めて観てみると

それなりに楽しめはしましたが

あまり出来が良いとは

思えませんでした。

 

というのは、おそらく

ロビン・フッドに対する

思い入れや知識が

ないからかもしれません。

 

だから話の流れが

どうしてそうなるのか

よく分からないのですね。

 

 

それに

ロビン・フッドが

いつまでも子どもっぽいから

起きてしまった騒動のように

思えて仕方がなかった

ということもあります。

 

若い頃の伝説に

歳を取ってからも

引きずられてしまっている

とでもいいましょうか。

 

 

中学生の頃に観て以来

ずっと印象に残っていたのは

ロビン・フッドと

ノッティンガムの代官が

一騎打ちするシーン。

 

両方とも年老いているため

(といっても

 40歳前後という設定ですが

 当時の40歳前後は

 高齢といっていいかと)

戦いが長時間に及ぶうちに疲れてしまい

息も絶え絶えになりながら

大剣を両手で握って振り回す

というふうに記憶してました。

 

ところが観直してみれば

ロビン・フッドと代官ともども

疲れてへろへろになってはいましたが

大剣を両手で握って振り回すのは

ロビン・フッドの方だけで

代官はずっと片手で振り回してました。

 

代官は居城で

兵たちの訓練に参加して

二人の兵士を相手に

戦ってみせるシーンがあり

今風に言えば(というよりも

『仮面ライダー響』風に言えばw)

「鍛えてますから」

といったところでしょうか。

 

 

今回、何十年ぶりかで観直して

昔、観た時には

気にもしなかった当時の風俗

中でも音楽関係の描写に

おおっと思わされること

しきりでした。

 

冒頭、獅子心王リチャードの居城で

歌い手の横で鳴らしている楽器は

あれは何と呼ばれるのか。

 

歌い手の唄う歌が何なのかも

気になるといえば気になるし。

 

あと、昔の仲間が

ロビンを讃えるバラードを

歌うシーンで抱えている

ギターのような

竪琴のような楽器は何なのか。

 

時代背景は

ルネサンス時代よりも

さらに前で

獅子心王という異名を持つ

リチャード1世が

崩御してすぐ後ですから

1199年か1200年あたり。

(12世紀から13世紀にかけて)

 

映画の音楽を担当したのは

007シリーズで知られる

ジョン・バリーですけど

当時の音楽については別に

監修者がいるのではないか

と思ったりしたことでした。

 

エンディング・テロップを見ても

よく分かりませんでしたけど。(^^;

 

 

これを観る時間があるなら

《過去をもつ愛情》を観ろよ

と言いたくなりますが

仕事がらみで必要がある

という理由があるため

時間を作るわけでして

純粋に趣味で観るとなると

どうしても後回しにせざるをえず。

 

我ながら残念なことです。

 

 

 

●訂正(翌日1:20ごろの)

 

西暦の世紀換算を

間違えておりましたので

訂正しておきました。

 

こういうの苦手です。(^^;ゞ