梅之木苔

 

自宅の近場に咲いている

梅の木? に

茸のようなものが

生えていました。

 

検索して調べてみたら

梅之木苔[ウメノキゴケ]だと

分かった次第です。

 

茸ではなく苔だったという。

 

 

カワイ樹園の記事によれば

弱った木の樹皮の代謝が悪くなり

古い皮に水が溜まると

菌が付着して繁殖するのだとか。

 

樹勢が衰えてきている

指標にもなるようですけど

こちらの木は今年の春頃に

花をつけてましたし

実もなってたんですけどね。

 

梅之木苔の木

 

Wikipedia によれば

園芸、盆栽では

梅の木苔のついた梅や松が

珍重されてきたそうですから

グロいことはグロいですけど

一概に悪いものともいえず。

 

排気ガスに弱いので

大気汚染の指標にもなるそうで

つまり本種が見られる場合

空気が綺麗だということです。

 

 

ちなみに

梅之木苔がつくのは

梅の木ばかりではなく

上にもある通り

松の木や桜の木

石塀なんかにも

ついたりします。

 

お正月に活ける

神仏に備える木に

梅之木苔がついているものを

苔松苔梅といって

おめでたい迎え花と

されているそうで

日本画や能舞台の末にも

描かれているそうです。

 

「苔松苔梅」は

「たいしょうたいばい」

とでも読むのかな。

 

梅之木苔の木(マークアップ)

(生えている箇所をマークアップ)

 

手元には

先ごろ生協のカタログに載ってたので

買ってみた茸の図鑑はありますが

苔(地衣類)の図鑑はありません。

 

これを機会に

買ってみようかなと思ったり。

 

昔の自分からすると

考えられないような方向に

興味関心が広がっていくのは

不思議な感じがしますな。( ̄▽ ̄)

 

 

ちなみに

今回の記事の

ブログのテーマは

「日乗・草木」

としています。

 

梅之木苔は

草木の類いではないため

テーマとしては正確さを欠きますが

菌類と藻類が共生しており

光合成を行う地衣植物

ということで

ご海容くださいまし。

 

 

それにしても

前回の万両の実といい

今回の苔梅といい

たまたまですが

縁起物が続きました。

 

いいことあるといいなあ。