本日は午後から
塾関連の会議があって
四谷まで行ってきました。
帰りにディスクユニオン新宿店
昭和歌謡館に寄って
久しぶりにLPレコードの
「ア」の棚を漁って見つけたのが
こちらのレコードです。
(Life Records: FA-11、1975)
ジャケットに見覚えがなかったので
いずれ手持ちの海外版の
どれかの別バージョンだろうと思い
購入したんですけど
(安かったですしw)
ご覧のように
どこにもタイトルがありません。
帰ってきてからレシートを見ると
LOVING SONGS
と打ってあったので
なるほどあれかと思った次第です。
LOVING SONGS というアルバムは
以前(2015年12月29日)
当ブログでも紹介しました。
その以前書いた記事を見直したら
左右に開く三つ折り形式の
全6面のジャケットになっていて
そのジャケットの一部である
レコードをしまう
スリーブの部分のみを
切り取ったとでもいうんでしょうか
とにかくその部分だけで
ペラ・ジャケット仕様に
規格を変更したものが
今回の盤でした。
(ジャケット裏面)
レコードを入れる
スリーブの入り口は
表紙側の左側で
これは元盤と同じ仕様です。
ほんとに、元の盤の
右側サイドを切り離しただけ
なのですね。
レコードを抜き出してみたら
元盤はレーベルの色が黒なのに対し
今回の異装盤のレーベルの色は
ゴールドでした。
元盤のレーベルの色なんて
今回初めて確認しましたが
まさか色が違うとは
思ってもみませんでした。
これは正しく異装盤、
別バージョンということに
なりそうです。
たとえば古本なんかで
初版が箱入りだったものが
再販の際に箱を取り去って
カバー装丁に変え
奥付は再版の表示がなく
発行年月日が同じものがあり
それは初版本の異装版
という扱いになります。
余った在庫を
中古本ではなく
新本と思わせて買わせる
ひとつの方便ですね。
古本に親しんでる方なら
見たことがあるかと思いますけど
ちょうどそういうタイプの本を
連想しました。
今回のレコードの場合
ジャケの仕様が違うだけでなく
レーベルの色も違うので
別物扱いでしょうけど
規格番号は同じですから
(本でいえば奥付が同じようなもの)
別盤・異盤というよりも
異装盤ということになります。
中古レコード関連の用語に
詳しくないので
「異装盤」といういい方が
良いのかどうか
分かりませんけど。
それはそれで
まあ古本で慣れていることもあり
いいっちゃあいいんですけど
(いいんかいw)
アバウトというか何というか
とにかくタイトルがないのがすごい。
ある意味
珍盤なのかもしれませんね。