本日、8月29日は

谷山浩子さんの誕生日

だと知りましたので

浩子さんの話題など。

 

 

少し前に

夏期講習で横浜に行った際

同地のBOOK•OFFで

見つけたのが、こちら。

 

谷山浩子『花とゆめ』

(ヤマハミュージックコミュニケーションズ

 YCCW-10171~2、2012.4.25)

 

なんとか「と」なんとか

というタイトルで統一された

2枚組ベストアルバムの第2弾です。

 

 

2枚組用のプラケースは

スリムタイプのもので

ケースにタスキ(オビ)が

綺麗に収まりません。

 

BOOK•OFFだと

ビニール袋を付けてくれないし

面倒だ困ったもんだと

思ってたんですけど

ちょうどぴったり合うのが

手元にあったので

ラッキーでした。

 

 

このベスト盤は

disc 2 ゆめ盤の冒頭に

「まもるくん」が

入っているのが嬉しい。

 

デビュー50周年記念コンサート

「5人でオールリクエスト」の

いっちゃん最初に歌われた曲で

そのセトリを踏襲して選曲された

『ヒロコマニア』で流れた時

なんだこれは!?

と印象に残っていたのでした。

 

 

disc 1 花盤には

「あたしの恋人」が入ってますが

この曲は昔、谷山浩子ファンの

高校の先生のお宅で

同人誌仲間と聴いていた時

♪落ちて来たけど 死ななかった

というフレーズで大笑いした人がいたのを

よく覚えています。

 

飛行機事故で「落ちて来た」

とくれば、死んだと考えられるのに

「死ななかった」と続いたので

その落差に思わず笑ったのかと。

 

ファンである高校の先生は

哀しい歌なのになぜ笑うのだ

と憤慨してましたけど。( ̄▽ ̄)

 

 

ライナーのコメントに

「女性が飛行機に細工をした」

と思っている人がいる

と紹介されていて

「その解釈コワイです」と

書かれてます。

 

コワイというより

それでは「あたし」が彼に

殺意を抱いていたことになる

という解釈を許すのが

ちょっとなあ、

個人的にひっかかります。

 

個人的な解釈ですが

「あたし」は

飛行機が落ちて

トラウマを抱えた彼氏が

自分を頼ってくれることを

むしろ喜んでいるのではないかと。

 

自分を頼る、頼ってくれる

という一点においてのみ

満足し充足している

そしてその限りにおいて

自分からは離れないだろう

と考えている、というような

印象を受けるのでした。

 

「王国」とか

「白雪姫と7人のダイジョーブ」

といった曲と

モチーフ的には

共通するものがある

と考えているわけですけど

どうでしょうか。

 

 

そういえば、過ぐる8月27日

NHK『ラジオ深夜便』午前4時台の

「にっぽんの歌こころの歌」コーナーは

〈ジャパニーズポップス〉の総題のもと

テーマが谷山浩子特集でした。

 

『ヒロコマニア』を聴き終り

ちょっと横になっていたら

寝過ごしてしまい

最初の2曲を

聴き落としてしまいました。

 

寝過ごしたら寝過ごしたでいいか

と思って横になったんですが

最初の2曲だけ聴き落としたとなると

なんだか口惜しいですね。

 

 

それはともかく

当方の記憶に基づくセトリは

以下の通り。

 

01 ?

02 ?

03 お早うございますの帽子屋さん

04 テングサの歌

05 てんぶら☆さんらいず(*)

06 恋するニワトリ

07 まっくら森の歌(*)

08 王国(*)

09 同じ月を見ている(*)

10 花さかニャンコ

11 テルーの唄

 

「恋するニワトリ」は

最後に「恋は恋は恋」と

セリフ(レチタティーヴォ?)が入る

バージョンでした。

 

(*)は

2018年8月24日放送の

『ラジオ深夜便』のコーナーでも

流れた曲です。

YouTube に音源あり

 

 

今回、8曲目の「王国」で

最後の男性の声は

小説家の綾辻行人だと

MCが紹介していたので

ちょっとびっくり。

 

以前にもちょっと書いた通り

綾辻行人であることは

知っていましたけど

『ラジオ深夜便』という

ちょっといえば保守的な番組で

その名が口にされたことに

驚いたのでした。

 

2018年8月24日放送の時は

「綾辻」の「あ」の字も

口にされなかったんですけどね。

 

 

長くなっちゃいましたので

ベスト盤の他の曲にふれるのは

ちょっとためらわれますが

一言だけ。

 

ゆめ盤に収録されている

「素晴らしき紅マグロの世界」の歌い出し

♪幸せの予感 それは紅マグロ

の「紅マグロ」の

「べ」から「に」

「マグ」から「ロ」にかけて

半音分? 落ちる感じの節回しが

最近は耳について離れなくなってきました。

 

だからなんだ

と言われそうですけど(笑)