これも先月の末ごろ

普段使いの銀行に行く途中

通りかかったマンションの

駐車場の入り口に

珍しい花が咲いているのが

目にとまりました。

 

凌霄花(2022.6.29)その1

(6月29日撮影)

 

ハナノナで調べてみると

「ノウゼンカズラ」と出て

 

凌霄花(ハナノナ)2022.6.29

 

これは一発で正解のようでした。

 

凌霄花(2022.6.29)その2

 

蕾をいっぱいつけていたので

次に通りかかる時には

たくさん花をつけているかな

その時に写真を撮って

ブログにアップしようと

楽しみにしてたのでした。

 

凌霄花(2022.6.29)アップ

 

ところが

次に通りかかった時に

先に見つけた花は

散ってしまったのか見当たらず

新しく咲いた花はひとつもなく。

 

そうこうするうちに

紹介するタイミングを

逃していたのでした。

 

 

ところが

先日の歯医者の定期検診の際

先に銀行に寄っったんですけど

同じ場所を通りかかると

咲いているのを見かけただけでなく

複数の花が咲いており

 

凌霄花(2022.7.12)その1

(7月12日撮影)

 

これを逃すと

次の機会はないかも

と思って

紹介することにした次第。

 

凌霄花(2022.7.12)アップ1

 

6月末ごろに見かけたものよりも

色合いが濃くなっていて

同じ蔓から咲いたものとは

思えないくらいですけど

前回のは咲き始めのもの

だったのかもしれません。

 

凌霄花(2022.7.12)アップ2

 

Wikipedia によれば

中国原産で

平安時代に渡来したのだとか。

 

季節の花 300」には

豊臣秀頼が朝鮮半島から

持ち帰ったものが

金沢市に健在らしい

と紹介されています。

 

自分の田舎なのに

まったく知りませんでした。(^^;ゞ

 

検索してみたら

それらしき記事が

見つかりました。

 

 

それはともかく。

 

Wikipedia では

古名は[のせう]といい

(現代仮名遣いだと「のしょう」)

それが訛って

「のうぜん」になった

と説明されています。

 

かつては

陵苕[りょうちょう]と書いて

「のせう」という読みを

当てていたようです。

 

現在の漢字表記である

「凌霄花」も漢名で

霄[そら]を凌[しの]ぐ

という意味だとか。

 

陵苕も漢名のひとつで

手許の漢和辞典を見てみたら

「苕」の一字で植物の名

(凌霄花と野豌豆)を示すと

説明されていました。

 

「陵」と「凌」は

「しのぐ」という意味で

同音異字の関係のようです。

 

樹木や壁などに吸着して

高いところによじのぼる

という特徴から

つけられた名前ですね。

 

 

それにしても

こうやってマンションの

駐車場の入り口に

這わせるなんて

なかなかシャレてますね。

 

凌霄花(2022.7.12)その2

 

大家さんの趣味が

ガーデニングであることを

うかがわせますけど

なぜ、凌霄花を

這わせようと考えたのか

ちょっと聞いてみたい気も

したことでした。