今週の月曜日

塾の会議で秋葉原に行った際

やはり道路脇の街路樹スペースで

咲いていたのを見かけました。

 

秋葉原の鬼百合

(6月26日撮影。以下同じ)

 

念のため

ハナノナで調べましたが

 

鬼百合(ハナノナ)

 

まず間違いないだろう

と思いきや。

 

 

実はそっくりな個体に

小鬼百合というのがあって

違いは葉の根元(葉腋)に

むかご(零余子、珠芽)が

あるかないかでしか

区別がつかないそうです。

 

そうと知っていてれば

意識して葉の根元を

撮ったんですけど

後の祭り。( ̄▽ ̄)

 

 

松江の植物図鑑」によれば

茎が無毛なのも

小鬼百合の特徴だそうで

改めて写真を見ると

無毛っぽいですね。

 

もしかしたら今回の個体は

小鬼百合なのかもしれません。

 

 

鬼百合という名前は

季節の花 300」によれば

赤鬼を連想させることから

付けられたのだとか。

 

英名のタイガーリリーは

花弁の黒い斑点が

虎の模様のように見えることから

と説明されているようです。

 

むしろ豹の方が

ふさわしいような。( ̄▽ ̄)

 

 

鱗茎は食べられるそうで

百合根として知られており

古くから救荒植物として

栽培されていたようです。

 

だからといって

街路樹スペースのものを

盗掘するわけにも

いきませんけど。

 

 

鬼百合といえば

その昔(小学6年生の頃)

NHK少年ドラマシリーズで

久生十蘭『肌色の月』原作の

『霧の湖』が放映された際

ある人物がヒロインに

「鬼百合の群生を見つけたんだ」

と話していたことが

真相判明のきっかけになったのを

よく覚えています。

 

湖のそばのような

自然度の高いところで

見つけたのなら

あるいは

小鬼百合の群生だったのかも。

 

およそ50年ぶりの

驚愕の真相だったりして。( ̄▽ ̄)