昨日は塾の研修の2回目で
四谷まで出張ったんですけど
その前に、ほんっっと久々に
ちょっと必要な本を借りるため
近くの大学図書館に寄ってきました。
図書館から
最寄り駅まで歩く途中
崖沿いの道で見かけたのが
こちら。
なんだかブラシの木みたいだなー
と思ってハナノナで調べたら
「ネムノキ」と出ました。
ほほう、これがと思いつつ
帰ってから検索してみると
一発で正解でした。
手元の『樹木図鑑』によれば
「夜になると葉が下がり、
小葉が閉じて、
眠ったように見える様子」が
名前の由来だそうですけど
「花は夕方開いて甘い香りを出し、
翌日しぼみます」とも
書いてあります。
この写真を撮ったのは
お昼前(11時15分ごろ)
なんですけど
なぜ咲いているんでしょう?
(咲いてるんですよね、これって)
夕方に咲いて翌日の昼にしおれる
と紹介しているサイトもありますので
前日の夕方咲いたものが
まだもっていた
ということなのかもしれません。
「松江の花図鑑」を見ると
花の構造がよくわかりますが
淡桃色のブラシみたいなのが雄蕊
それを束ねる根元の
薄緑色の部分が花弁
そのさらに根元の黒い部分は萼
ということになりそうです。
「樹木図鑑 植木ぺディア」には
雌蕊は多数の雄蕊に囲まれていて
葯のないものだと書かれてますが
まったく見分けがつきません。
「松江の花図鑑」によれば
中央の頂生花にのみ蜜があり
その他は側生花だそうですが
ぱっと見にはどれが頂生花なのか
これまたまったく分かりませんねえ。
側生花にくらべると
雄蕊が合着している部分が
多いそうですけど、うーん。
なお、丸い粒の塊みたいなのは
つぼみになります。
ちなみに漢字表記は
Wikipedia によれば
中国の植物名によるもので
夫婦円満の象徴ということから
つけられたものだとか。
「語源由来辞典」というサイトによれば
葉がピッタリとつく様子を
男女の共寝に見立てたという説や
合歓木の花を酒に入れて飲ませると
不機嫌になった夫の
機嫌がなおるという伝説から
家族が仲良くなる、喜びを共にする
という意味が込められたのではないか
という説などがあるようです。
英名は Persian silk tree
(ペルシャ絹の木)。
なんとなく雰囲気がありますが
なぜペルシャなのか
こちらの由来は
調べがつきませんでした。



