今日は塾の研修で

四谷まで行ってきました。

 

途中、大通り沿いの

ビルの隙間のような花壇に

紫色の花が咲いているのが

目を引きました。

 

隙間の紫御殿(その1)

 

ハナノナで調べてみたら

照合率100%で

「ムラサキゴテン

 別名:パープルハート、

    セトクレアセア」

と表示されました。

 

紫御殿(ハナノナ)

 

帰宅して調べてみたら

さすがに100%だけのことはある

というわけで、正解でした。

 

紫御殿

 

和名は全体が紫色

(写真は淡紅紫色ですが

濃紫色の個体もあるようです)

からきていることは

想像がつきますけど

誰がいつ付けたのかは不詳。

 

「御殿」と付ける

語感がすごいですね。

 

英名のパープルハートも

全体の色合いから来ているのは

明らかでしょう。

 

セトクレアセア

というのは、旧学名の

Tradescantia Setcreasea

からきていて

かつての(今も?)

園芸品種名(流通名)でした。

 

現在の学名を

Tradescantia pallida

といいますが

両学名に共通する

Tradescantia は

イギリス人プラントハンター

ジョン・トラデスカントに由来し

ムラサキツユクサ属を

意味するようです。

 

パリダは「青白い」

というような意味のようですが

セトクレアセアの語源は

よく分かりません。

 

紫御殿の花(アップ)

 

メキシコ原産の園芸種で

ちょうど今頃から花期に入って

9月ごろまで咲くようです。

 

通りがかりの人は皆

見慣れているからなのか

立ち止まって

写真を撮っているのは

自分くらいのものでした。

 

隙間の紫御殿(その2)

 

JR四ツ谷駅の跨線道路橋には

歩道沿いに、いろんな草花が

植えられているんですけど

大通りのニッチな場所にまで

隙間を嫌うかのように

植えられてるのを見て

ちょっと驚かされた次第です。

 

外国産の園芸種ということもあり

「御殿」と名付けられるだけの

どぎつい感じはありますけど

大都会のニッチな場所だと

どぎついくらいで

ちょうどいいのかも。( ̄▽ ̄)