EJアニメシアター新宿(入口ポスター)

 

映画『文豪ストレイドッグス BEAST』に

長澤奈央さんが出演していると知り

本日ようやく

EJアニメシアター新宿で

観てきました。

 

『文豪ストレイドッグス』は

タイトルこそ知っていましたが

活字やアニメ、舞台を

読んだり観たりしたことはなく

今回はじめて、その設定というか

どういう作品かを知った次第です。

 

 

もともと活字を通して

文学に親しんできた人間なので

なんで芥川が、中島敦が……

とか思いながら観てました。

 

観ている時に大ウケしたのは

「与謝野晶子」の能力の名称。

 

後でパンフを見て

大ウケしたというか

あれが、と驚いたのは

「澁澤龍彦」というキャラでした。

 

 

自分は上にも書いた通り

活字を通して文学(小説)に

親しんできた人間なんですけど

そういう人間が

こういう映画(作品)を見ると

作家の名前や

その作家が書いた作品の題名に

ついつい反応してしまう。

 

現実の作家や作品と

『文豪ストレイドッグ』内での

それらとのずれを意識するし

ずれを面白がるわけでして。

 

ただし

『文豪ストレイドック』においては

文学作品名が

技の名前として使用されており

作品名の意味内容よりも

作品名から受けるイメージ、

何となくかっこいいとか

何となく強そうだとか

そういうイメージが先行している。

 

(「与謝野晶子」の異能については

 詩のタイトルを

 字義通り使っているのが

 大ウケした理由なので

 上で書いたことは微妙に

 当てはまりませんけど)

 

ちょっといえば

「かめはめ波」も「羅生門」も

等価なわけで

文学作品名が記号化している。

 

作品名が記号化しているから

記号にならざるを得ない。

 

そういう題名の作品を書いたから

その技を繰り出す者の名前に

作品の原作者が使われているだけで

実在する作家像はどうでもいい

ということになる。

 

技の名前と

登場人物の名前を除けば

というか、無視すれば

この手の物語としては

割と普通の劇画的な

作品世界であり

ストーリーである。

 

別のいい方をすれば

物語の定型を

大きく超えるものではない。

 

とまあ

そんなことを

つらつらと考えたり

したことでした。

 

急いで付け加えておくと

割と普通だから

定型を踏襲しているからダメだ

というわけではありません、

念のため。

 

 

奈央ちゃんは

テロップに役名が載らない

ほんのチョイ役ですけど

コミカルなやりとりが

面白かったです。

 

イケメン男子が

やたら出てくるので

やっぱり奈央ちゃんが出演している

2008年公開の映画

『アクエリアンエイジ劇場版』を

連想したりしなかったり。

 

 

そういえば

異能者の群像劇という設定から

清涼院流水のJDCシリーズを

連想したりもしました。

(ちょっと違うかな?)

 

どうなんでしょう

インスパイアなり何なり

影響関係があったりとか

するもんなんでしょうか。

 

 

技が繰り出される際

技の名前がロゴとして

浮かび上がったりするのは

『百獣戦隊ガオレンジャー』を

連想したり。

 

とかいったりするのは

特ヲタあるある。

 

 

こちら↓がパンフ。

 

映画『文豪ストレイドッグ BEAST』パンフ

(KADOKAWA、2022.1.7)

 

ファンなら

よっくご存知でしょうが

念のため書いとくと

前の2人の右が「中島敦」

左が「芥川龍之介」

奥の2人の右が「太宰治」

左が「織田作之助」です。

 

パンフ内に

奈央ちゃんが

写り込んでいる写真は

1枚もありませんでした。

 

そらそーだ。( ̄▽ ̄)