今日の午後は

振り込みと買い物がてら

銀行と郵便局へ寄ったあと

ディスカウント・スーパーOKへ。

 

銀行から

普段使いのディスカウント・スーパー

OKへと向かう時に通りかかる

廃クリニックがあって

その歩道沿いの庭に

何か咲いていないかと

通りかかった時はいつも

目にとめるようにしています。

 

去年の大晦日

その庭のそばの樹に

きのこが生えているのを

見かけていました。

 

猿の腰掛け(2021.12.31)

(2021.12.31. 撮影)

 

去年見つけた時

何のきのこだろうなあ

きのこの種類はさすがに

見当がつかないなあと

思っていたんですけど

今日ふと、これが

かの有名な猿の腰掛けでは

と思いいたりまして。

 

帰宅してから検索してみたところ

おそらく間違いないだろう

と思った次第です。

 

 

Wikipedia によれば

猿の腰掛け

という名前の種が

あるわけではなく

サルノコシカケ科という科名も

洒落じゃないですけど

仮名なのだとか。

 

さらに検索を続けて

コフキサルノコシカケ

(粉吹き猿の腰掛け)だろうと

あたりをつけましたが

これで終わりではありませんで。

 

かつては

コフキサルノコシカケ

と呼ばれていたものが

現在ではDNAの解析によって

オオミノコフキタケと

コフキサルノコシカケに

分かれたのだとか。

 

オオミノコフキタケは

「大蓑粉吹き茸」とでも

漢字を当てるんでしょうかね。

 

 

ブナサルノコシカケ

(「橅猿の腰掛け」ないし

「山毛欅猿の腰掛け」でしょうか)

というのもあって

これは大蓑粉吹き茸と

同種と思しく。

 

ちなみに中国では

「胡孫眼」と書くそうで

「胡孫」は猿を意味するそうですが

「眼」が何を指すかは謎です。

 

 

粉吹き猿の腰掛けは

北方圏や高山など

寒冷地に生えているキノコで

街路樹とかも含め

低地に生えているものの多くが

大蓑粉吹き茸らしく。

 

ということであれば

今回見つけたものは

大蓑粉吹き茸で

ほぼほぼ間違いないでしょう。

 

猿の腰掛け・傘の裏

(2021.12.31. 撮影)

 

傘は半円形で

表面の色は灰色系

傘の裏側は白黄色

という特徴も

備えていることですし。

 

これだけ大きいと

不気味でもあり

さわってみなかったので

猿が腰掛けられるほど

硬いのかどうかは

分かりませんけど。

 

 

ここまで大きい

猿の腰掛けが生えていると

樹木の中身は腐朽していて

倒木してしまうことも

多いのだとか。

 

脇道とはいえ

公道のそばに

樹ってるんですけど

大丈夫なのかしらん。

 

 

ちなみに

今日、通りかかって見た時

そばの地面に(?)やっぱり

猿の腰掛けらしいものが

生えているのに気づきました。

 

猿の腰掛け(2022.1.14)

 

傘(?)の裏が見えないので

猿の腰掛けかどうか

正確なところは

分かりませんけど。

 

きのこだとしたら

猿の腰掛けというより

猿の座布団ですね。( ̄▽ ̄)

 

 

誰かが捨てたらしい

ドリンクの紙パックから

大きさの見当がつきましょうか。

 

猿の腰掛け?(2022.1.14)

 

地面に生えているのではなく

樹の根っこに

生えているんだろうと

思いますけど

不気味なので

調べる気にもなれず。

 

これからしばらくは

通りかかるたびに

気になってしまいそうです。