昨日、銀行に行く途中
以前ご案内の
ぺらぺら嫁菜を見かけた石垣に
白い花が咲いてました。
ハナノナで調べると
「ヨメナ」と
「カントウヨメナ」の
ふたつが出ましたけど
一般的な嫁菜は
西日本に分布するので
関東嫁菜の方だろうと思います。
似た花に
柚香菊[ユウガギク]
というのがありますけど
そちらは葉っぱの形が
披針形と呼ばれる
細い形状なのに対して
関東嫁菜の方は
楕円形に近いことで
区別されます。
今回見かけたものは
明らかに楕円形に近いので
関東嫁菜の方であろうと。
ところで
似た花に、もうひとつ
野紺菊[ノコンギク]
というのがあります。
Wikipedia には
ヨメナが花序の基部で分枝し、個々の花の柄は長いのに対して、ノコンギクの花序は途中から上の方で分枝するので、個々の花の柄は短い
という説明があり
今回撮った写真の
二つに分岐した花の方を見ると
野紺菊ではないか
という疑いも出てきました。
その他、葉っぱに
細かい毛があるかどうかでも
区別されるようで
(嫁菜は無毛)
触ればザラザラするらしく
一発で分かるそうですが
写真で判断するのは
ちょっと無理。
……というわけで
本日は冬季講習が
夕方からだったので
早めに家を出て同じ場所に行き
葉っぱを触ってみたところ
なんかザラザラしました。
うーん、
雨上がりだから
砂ぼこりでザラザラしてるんでは
ないよなあ……。
花の色は白いですけど
写真左下の花は
紫色がかってますし
やっぱり野紺菊かもしれません。
葉っぱをちぎってきて
ルーペで観察してみれば
一発で分かるんでしょうが
それもなんだか
ためらわれるものですから
よって記事タイトルは
ご覧の通りになった次第。
嫁菜という名前の由来は
美しく優しげな花を咲かせるため
あるいは、嫁のように可愛いから
ということから来ている
という説明が多いですけど
ヨメはネズミの古語であり
若芽を鼠が好んで食べることで
付けられたという説明もありました。
(その場合、漢字表記は「鼠菜」)
ちなみに
そう説明されている記事に
アップされている花は
「関東」という冠がつかない方の
嫁菜のようです。


