白い膠[にかわ]の木と書いて

「ヌルデ」と読みます。

 

幹を傷つけると

白い樹液が出てくるそうで

それが器などの塗料として

使われたのだとか。

 

だったら「白漆木」とでも

表記すべきのような気もしますが

それはともかく。

 

白膠木(花その1)

 

晦日[みそか]のおととい、

いろいろと溜め込んだ

振り込みがあって

出かけた際に

中学校の校庭を通りがかると

花が咲いているのを

見かけました。

 

こちら、以前に見かけて

気になっていたのですが

その時点では開花しておらず

ペンディングにしておいたもの。

 

白膠木(つぼみ)

(7月30日撮影)

 

今回も

ハナノナでは

分からなかったんですが

(サオトメカズラなんて出たりw)

一部の葉っぱの独特な着き方から

検索してヒットした次第です。

 

白膠木(花その2)

 

そういえば

葉っぱの独特な着き方から

(上の写真の赤で囲った部分)

白膠木だろうと

見当をつけていたのを

思い出しました。(^^ゞ

 

ちなみに

庭木図鑑 植木ぺディアの解説によれば

葉軸にひれのようについている部分を

「翼[よく]」というそうです。

 

 

別名は「フシノキ」で

「付子の木」ないし

「五倍子の木」と書くようです。

 

付子・五倍子というのは

葉っぱにできる虫こぶで

五倍子はそのまま

「ごばいし」とも読まれます。

 

他に

「カチノキ(勝の木)」

「カズノキ(穀の木)」

「ゴマキ(護摩木)」

といった別名もあるようでして

カズノキは万葉仮名で

「可頭乃木」と書かれると

万葉集の歌碑を訪ねて

というブログで知りました。

 

 

結実すると

納豆のように

垂れ下がるのだとか。

 

Wikipedia によれば

果実は「塩麩子[えんぶし]」と呼ばれ

下痢や咳の薬になるそうですから

集めてみてもいいかも。

 

白膠木

 

上の写真のように

塀(柵)の外にまで

こんなに張り出していれば

採り放題のような気もしますし。( ̄▽ ̄)