本日は採点済み答案を届けに

町田まで行ってきました。

 

届けたあと、久しぶりに

ディスクユニオンに寄って

いろいろ買い込んできた中の1枚が

こちら。

 

『シルヴィ・バルタン・ライブ・イン・ジャパン』CD盤

(Vivid Sound Corporation

 VDCD-9116、2013.5.15)

 

シルヴィ・バルタンの

日本公演を収めたLPは

ライナーによれば

2枚出ているとのこと。

 

その内の1枚

『シルヴィ・バルタン・

オン・ステージ』(1971)の方は

以前、当ブログで

輸入盤のCDで、ですけど

紹介したことがあります。

 

実をいえば今回、見つけたとき

そちらの日本語盤だと

思いこんでいたんですが

帰宅して違うことを知った次第。(^^;ゝ

 

 

当盤は

1973年の10月10日と13日に

渋谷公会堂と

中野サン・プラザ・ホールで

行なわれたステージを

実況録音したもの。

 

タスキ(オビ)には

「世界初CD化」とありますが

もちろん現在ではフランスでも

CD化されているはずです。

 

 

全体的に

掛け声も口笛指笛の類いも聴き取れず

おとなしく聴いている

という印象を受けます。

 

ただし

「ロックン・ロール・ミュージック」

(チャック・ベリーのカバー)と

「悲しみの兵士」を歌う際には

会場からの手拍子が入っています。

 

反戦歌の名曲「悲しみの兵士」に

手拍子というのは

ちょっと珍しい気もしますが

これはシルヴィがステージから

煽ったんでしょうかね。

 

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル

通称CCRの曲をカバーした

「プラウド・メアリー」の時には

手拍子が聴き取れないだけに

そんなふうにも

思ってしまうわけですけど。

 

 

オリジナル盤のライナーも

復刻されているんですけど

それに掲載されている

寺村敏「妖精からの便り」を

読んでいたら

「いま彼女は

 『不思議の国のアリス』の

 ミュージカルを制作中、

 と話してくれました」

と書いてあって、びっくり。

 

なにそれ!?

 

実現しているんなら

そして音源が残ってるのであれば

ぜひ聴いてみたいものです。

 

 

それにしてもシルヴィ・バルタン、

当時29歳かと思います。

 

原盤の曲目解説によれば

(そちらの執筆は芳賀詔八郎)

「アイドルを探せ」を

リリースしてから

ちょうど10年だとか。

 

10年もキャリアを重ねてきた女性を

「妖精」と呼んで崇める感覚は

寺村敏という個人の印象とはいえ

どうかと思いますけど

それも「時代」というものでしょうか。

 

原題を「もう私は子供じゃないのよ」

という「愛のかたち」が

セット・リストに入ってるのは

なんとも皮肉なことのように

思われてきますね。

 

 

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