(ユニバーサル クラシック&ジャズ
UCCM-9330、2014.8.13)
ティグラン・ハマシアンの
メジャー・デビュー盤
『ア・フェイブル』と
関内のディスクユニオンで
出会ったという話は
前回のブログで書いた通り。
買ってきて聴きながら
ネットを検索して
インタビューを読んだり
これまでに出ているディスクを
確認したりしていると
メジャー第2弾である本盤の中古が
関内のディスクユニオンに
出ていることが分かりました。
夏期講習の最終日(20日)も
幸い横浜校でしたので
採点を終えてから関内へ移動して
購入してきたのは
いうまでもありません。
『ア・フェイブル』(2011)は
ティグラン・ハマシアンの
ピアノ・ソロのみでしたが
『シャドー・シアター』(2013)になると
女性ボーカルや弦楽器(ヴァイオリンとチェロ)
サックス、バスーンといった管楽器に
ドラムスやパーカッション、
そして打ち込みが加わります。
アコースティックなピアノの他に
フェンダー・ローズとウーリッツァー
という2台の電子ピアノを使用し
曲によっては
チャンバロやグロッケンシュピール、
チェレスタなども駆使されており
耳あたりは華やかですね。
ソロ演奏ではないこともあり
ジャズ・ユニットに近いノリが見られる
といえるのかもしれません。
もっとも
これはジャズかなあ
という印象の楽曲
(例えば「オルタナティヴ・ユニヴァース」)
がある一方で
こちらのジャズのイメージからは
程遠い感じのする楽曲も
収録されていたり。
ディスク・ショップの棚でいえば
エスニックとかトラディショナル
あるいは、ワールドの棚に
置いてありそうな感じ
とでもいいましょうか。
『ア・フェイブル』収録曲より
ミニマリズム音楽の度合いは
後退した感じ。
ボーカルのバックでは
ミニマル的なピアノ伴奏が
鳴ってたりする曲も
ありますけど。
それだけに
個人的な趣味嗜好からすると
前作『ア・フェイブル』の方が
やっぱり好きかなあ。
少なくとも本盤の曲が
店内で流れているのを聴いたとしても
ハートにピピッときて買いに走る
なんていうことは
起きなかったかと思います。
それを思うと
音楽との出会いは一期一会、
タイミングであることを
あらためて感じさせます。
それでも懲りずに(懲りずに?)
日本流通盤が出ている2枚を
今度は新譜で購入しました。(^^ゝ
そちらの感想はまた後日
機会がありましたら。