家庭の事情で帰省しても

わずかでも空きの時間が見つかれば

古本屋に行ってしまうタチ。

 

今回、覗いてきたのが

オヨヨ書林の

シンタテマチ店と

せせらぎ通り店の2軒。

 

 

昨日、行ってみた

シンタテマチ店は

新竪町商店街にあります。

 

新竪町商店街入口

 

商店街とはいっても

開いている店が

ポツポツと並んでいる感じで

活気があまり感じられません。

 

商店街入口から大通りを挟んで

片町まで続いている竪町商店街

というか、今では

タテマチストリート

と呼ばれているようですけど

そちらの方が

アニメイトがあったり

代々木アニメーション学院の

金沢校があったりして

よっぽど「新」の名に

ふさわしい印象を受けました。

 

ただ新竪町商店街の方は

古美術店がなぜか2軒もあったり

さらには創業何年だかの薬屋も

サトちゃん博物館

みたいなディスプレイを

ウリにしていたりして

何とも不思議な商店街なのでした。

 

オヨヨ書林 新竪町店

 

シンタテマチ店自体は

狭いながらも

外観からは想像ができないほど

なかなか充実した品揃えで

(個人の印象ですw)

思わず何冊か購入してしまいました。

 

 

タテマチストリートを抜け

香林坊にある109の裏側を流れる

鞍月[くらつき]用水に沿って歩いた果ての

(という感じがするw)ところに

せせらぎ通り店があります。

 

こちらには本日、行ってきました。

 

この用水沿いの通り、

自分が高校生の時に

すでにあった気がしますけど

「せせらぎ通り」

という名前だと意識したのは

今回が初めてかも。(^^ゞ

 

オヨヨ書林 せせらぎ通り店

 

せせらぎ通り店は

工場[こうば]か何かを

居抜きでお店にした感じで

店内には段差のあるところもあり

ぼんやりしていると

つまずいて転んでしまいそう。

 

スペースは

シンタテマチ店よりも広く

店内にはなぜか

アップライトピアノが

置いてありました。

 

幻想文学系の

珍しい本もありましたが

すでに持っているものあり

ちょっと気になる本は

懐の都合で手が出せず

結局、1冊でとどめることに。

 

 

あとで検索してみたら

シンタテマチ店の方が

本店とのことです。

 

2号店になる

せせらぎ通り店の方は

1917(大正6)年の

建築物なのだとか。

 

よく残ってたなあ。

 

 

写真を撮り忘れましたが

もう1軒、新竪町商店街の入口から

道路を挟んで斜[はす]向かいにある

文学堂書店にも

昨日、寄りました。

 

店に入って棚を見ていると

外国人の男女2人連れが入ってきたので

ちょっとびっくり。

 

傍で耳をすませていたら

チューリッヒから来て

金沢で日本語の勉強をしているとかで

日本の近代文学や

古典文学はないかと聞いてました。

 

店主がどこか戸惑いながら

対応してましたが

値段を聞かれて300円なのを

スリー・サウザンド云々

と言っているのを耳にして

ちょっと苦笑したのは

ここだけの話。

 

日本語を勉強しているんだから

300円と日本語で言っても

分かるだろう

と思ったものですから。

 

いぢわるというか

ちょっと趣味が悪くて恐縮ですが

本を購入したことに免じて

ご容赦くださいまし。

 

 

ちなみに

文学堂書店は

入口上に店名を掲げておらず

なんだか古い店名をはがしたような

跡さえ見えるくらい。

 

写真から分かる通り

オヨヨ書林のシンタテマチ店も

そんな感じでした。

 

神保町などで立派な看板を

見馴れつけていることもあって

ちょっと不思議な感じ。

 

文学堂書店なんて

店頭の立て看もないものですから

やっているのかどうか分からず

ビクビクしながら入りました。

 

これをして

金沢らしい風情と見るか

寂れていると見るかは

人それぞれでしょうけれど。

 

 

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