昨日、横浜に答案を届けた後

新宿のディスクユニオンに回ったのは

こちらのCDを買うためでした。

 

『ザ★短編』

(サスクハナレコード SHRC-30001、1999.9.22)

 

販売はSMEインターメディアです。

 

例によって

Amazon で検索していたら

新品の在庫はなかったんですけど

ディスクユニオンにあることが

分かったという次第。

 

日曜日に寄っていながら見逃し

さらに月曜日に寄ったにもかかわらず

見逃していたという。(^^;

 

オビ背がカラーだったこともあり

天井灯の逆光で

まったく気づきませんでした。

(今回も見逃しかけたくらい)

 

月曜日に再度、寄ったのも

日曜日に見かけてスルーした

山本正之のCDを買うためでしたので

ディスクユニオンに出ていたものを

3回続けて寄って買い揃えるという

実に効率の悪い(要領の悪い)

日々だったわけです。

 

 

それはともかく

今回の『ザ★短編』ですが

山本正之のアルバムには

いくつかの普通の尺の曲に混ざって

チョー短い曲がジングルのように

入っていることがあります。

(聴いたことのある方なら

よくご存知かと思いますけど)

 

本盤はそのチョー短い曲ばかり

99曲も収めた1枚なんですが

もっとも長いもので1分22秒

最も短いもので9秒という

ほんとに短い曲ばかりなので

演奏時間はトータルで48分ほど。

(自宅のパソコンの iTunes の表記に拠ります)

 

1956年(5歳!)に作った「ほっぴんぐ」から

1999年(47歳)の最新作「海の盃」まで

とタスキ(オビ)に書いてありますけど

収録は必ずしも年代順というわけではなく

制作年度なり既収録CDなりが

どこにもクレジットされておらず

作った順に聴くことができないのが残念。

 

その意味では

資料的にはちょっと物足りないかも。

 

 

以前、聴いたことがある懐かしい曲もあり

アルバムの中で聴くと面白いだけでなく

ちょっとした息継ぎのような感じでしたが

(それでいて印象や記憶に残るw)

こうしてまとめて聴くと

壮絶というか何というか

シュールさが際立ちますね。

 

普通の楽曲のAメロだけだったり

サビだけだったりという感じ

といえば分かってもらえるでしょうか。

 

タイムボカンシリーズを彷彿させるような

ヒーロー・ソング的なものはもとより

抒情的なもの童謡的なもの民謡的なもの

洋楽的なものムード歌謡的なもの演歌的なものから

コミカルなものシリアスなものまで

バラエティに富んでいて

山本正之のレンジの広さを見せつける

(聴かせつける?)とともに

大衆歌謡史的な趣きもあったり。

 

 

こういう曲を作るきっかけは

最初の内は短い曲しか作れなかった

という技術的なこともあるでしょうし

昔のスポットCMの影響や

定番曲のワンフレーズだけ持ってきて

パロディにしたということもあるでしょう。

 

経歴については

よく知りませんけど

もしかしたら雌伏時代に

ジングル的な仕事が多かったことが

影響しているかも知れませんし

中には舞台用に作ったものも

あるのかもしれません。

 

 

いずれにせよ

こういう曲をアルバムに入れることは

一般的には少ないような気がしますし

もちろんカラオケにも入らないでしょう。

(入っていたらごめんなさい)

 

その意味ではまさに偉業というべきかと。

 

 

昔、アルバムで聴いた作品が

シリーズ化されていて

(シリーズ化も山本楽曲の特徴のひとつ)

連作として一気に聴けるのも楽しい。

 

あと、タイムボカンシリーズから

『ゼンダマン』(1979〜80)で

ゼンダゴリラが戦闘前に踊るときのBGM

「ゼンダゴリラ」、

『ヤットデタマン』(1981〜82)で

三悪がやられた時の歌

「ヤラレチャッタクヤシイナ」、

イントロが『オタスケマン』の主題歌っぽい

(それとも、まんま引用かな? w)

「ゆうきまさみの留守番電話」が

ちょっと珍しいかも。

 

 

「ゆうきまさみの留守番電話」は

『究極超人あ〜る』

イメージ・アルバムつながりで

付き合いができて

作ったものでしょうか。

 

留守番電話自体、

もう古いメディアかもしれませんが

今でも使われているのかなあ。

 

タイムボカンシリーズの曲は

サントラに既出かもしれません。

 

 

あと「テレビない星」という曲は

『青春ラジメディア』へのリスペクトCD

『COMING TO THE RADIO/

 ラジオがだいすき』で

故・川上とも子が唄っていたやつの

原曲ですね。

 

『ラジオがだいすき』

(ベラ・ボー エンタテインメント

 BXCA-1016、2004.4.14)

 

こちらは月曜日に寄ったときに

見つけて購入したものです。

 

山本版は53秒ほどですが

川上版では歌詞が増えて

演奏時間が2分36秒になってます。

 

 

一般ウケはしないでしょうけど

(どうだろう、するかなあ?)

山本ワールドを理解するのには

最適の1枚かと。

 

ちなみに続編(?)として

『ザ★長編』というのも出ています。

 

幸い、Amazon に在庫があったので

さっそく注文した次第ですが

そちらについては、また

届いたおりにでも。

 
 
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