「銀座のパキラ」を紹介した記事のコメントで
「燃えよドラゴンズ！」にふれられており
そういえばそれを収録したCDを持っていたなあ
と思い出したのが、こちら。
（wea japan: WPC6-8255〜7、1996.12.21）
販売元はワーナーミュージック・ジャパン。
豪華ハコ入り3枚組みで
タスキ（オビ）は
もともとありません。
本盤は新譜屋で買ったものなので
確かでしょう。
写真右下で確認できる
ケースに貼り付けてあるシールは
もともとはシュリンクに
貼られていたものだと思います。
作詩・作曲のデビュー作
「萌えよドラゴンズ！」（1974）から
……えーと、当方の知識不足もあり
何を経て何まで、というふうに
曲名を特定するのが難しいのですけど
期間を基準にするならば
NHK『みんなのうた』のために作られた
「シューティングヒーロー」（1986）まで全56曲、
それぞれオリジナル創唱者のものを収録している
豪華82ページの解説ブック付きCD-BOXです。
東芝レコード、東宝レーコード
徳間ジャパン、日本クラウン
テイチク、ソニー、キング
ビクター、ポリドール
マーキュリー、バップと
まさにレーベルの枠を越えた
大全集の名に恥じないBOXでして
ちょっとした昭和歌謡史的なところも
あったりなかったり。
個人的には
笑福亭鶴光の
「うぐいすだにミュージックホール」（1975）
「ももえちゃん」（同）
「怪傑鶴光仮面の唄」（同）が
非常に懐かしい。
これを初めて買ったときは
あれって山本正之だったのか！
と、びっくりした記憶があります。
間寛平の
「ひらけ！ チューリップ」（1975）も
子どものころに聴いた記憶がありますし。
3枚目（Disc 3）には
あの子門正人が歌う
「UFO戦士ダイアポロン」（1976）の
主題歌が収録されており
これまた子どものころ観ていたので
ただただ懐かしく
また、驚いたのでした。
兼田みえ子、究トモ子なんていう
最近、昭和歌謡系のガイド本で
知った名前もありまして
なんだか、感慨深いですね。
兼田みえ子の「卑弥呼」は
まんま、山本の「ああ大和朝廷」なので
感動するというか
よく歌ってくれたなあ。
同曲を収めたアルバム『水鏡』（1976）、
ちょっと聴いてみたくなりました。
コメントをいただいた
杉浦さんには
藤波辰巳の「GoGoドラゴン」（1981）と
そのＢ面曲も入ってるんだよー
とか言えば
ウケてくれるでしょうか。
ちなみに、コミック系の楽曲は
どこかしら
タイム・ボカン・シリーズを
思わせるところもあるのが
ご愛嬌。
山本メロディーの癖のようなものが
よく分かるといいましょうか。
久しぶりに読み返した楽曲解説も
実に読みごたえがありまして
昭和歌謡に関心がある人なら
必携必聴の1枚のような気がしてきたり。
その後、
『続・山本正之作品大全集』（1997）と
『蔵出・山本正之作品大全集』（2001）が
それぞれ2枚組で
リリースされたようですけど
残念ながら購入しておりません。
当時は懐が苦しかったとはいえ
今となっては
悔やまれるばかりなのでした（ ´(ェ)｀）
