コミック売場にはなくて
女性エッセイのコーナーに
平積みになっていた
と書いた本が
こちら。
(KADOKAWA、2018.2.22)
メディアファクトリーのコミックエッセイ
シリーズの1冊。
きっかけがなんだったのか
もう忘れましたが
実をいえば
第1巻(2015)が出た時から
買い継いでおりまして
番外編にあたる
『北欧女子オーサの
日本再発見ローカル旅』(2016)も
もちろん購入しています。
今回の巻では
第2章「スウェーデン旅行編」と
第3章「スウェーデン文化編」が
面白かったです。
特にスウェーデン文化編の
プライベートスペースのありよう、
社会における情報公開や
学生への福祉のあり方、
男女平等意識などは
彼我の違いを感じさせられます。
北欧圏のミステリを読むとき
役に立ちそうだなー
と思ったり。
それにしても
こういう文化背景の中で育ったら
現代日本の状況は
違和感ありまくりではないか
と思いますけど
日本文化について語るとき
そういう点については
見事に(巧妙に?)スルーしているので
日本人が読んで気持ちがいい作品に
なっているのでしょうね。
作者の計算というより
版元の計算でしょうけど。
それにしても
「性的対象化」ということを
ちゃんと意識している日本人が
いないわけではない
ということは
声を大にして
言っておきたいところ。
日本のまんがにおける
女性身体や男性身体の
描かれ方を鑑みると
とてもそうとは思えない
と言われると
つらいんですけどね。( ̄▽ ̄)
そんなふうに
矛盾を抱えていることを
常に意識していることが
大事なんです。
と、ここでは書いておこうσ(^_^;)