(RCAビクター SS-2102、1971)
リリース年が
どこにも表示されていないので
今回は Wikipedia に拠りました。
録音は1971年の5月24〜25日です。
これはジャケ裏の
無署名の解説に書いてあるので
ほぼ確実です。
シルヴィ・バルタンは
1971年の5月に来日して
東京、大阪ほかの各地で
コンサートを開きました。
その来日の間隙を縫って
本盤が録音されたわけです。
その時のコンサートの
新宿厚生年金会館での実況録音が
というLPになっており
こちらは近年フランスでCD化され
その日本流通仕様盤も出ています。
その復刻盤に
『恋人時代』のAB両面が
ボーナストラックとして
収録されていることは
前にも書いたとおり。
いつかオリジナル盤が
見つかるといいなあ
と思っていたら
ちょっと前に
新宿のディスクユニオンで
見つけたのでした。
盤面が多少反っているので
割と安かったです。
なんで
闘牛士の衣装を着ているのか
よく分かりませんけど
異様に可愛い。
少なくとも自分的には好みで
シルヴィ・バルタンのジャケの中では
一、二を争うほどの
可愛さではないかと思います。
これだけで
ジャケ買いしそうなくらい(笑)
ジャケの解説によれば
来日当時は
「長い金髪をなびかせて」
いたそうですし
ジャケ裏の収録風景のスチールも
長い金髪なので
明らかにどこかから
調達してきたスチールでしょう。
このスチールを選んだ
レコード会社の人のセンスを
称讃したいですね。
上でもふれたフランス盤に
歌詞が載っていなかったので
その意味でも
今回の盤を入手できて
ラッキーなんですけど
なぜかジャケ裏の解説だと
載っているのは歌詞だけで
作詩・作曲者名は
解説中にふれられているだけという。
どっちの曲を
どっちのコンビが手がけたのか
分かりにくいですね。
ここらへんの感覚は
どうかと思います。
ジャケ写の選択が秀逸なだけに
残念。
念のため書いておくと
Side 1「恋人時代」
作詞:山上路夫、作曲:村井邦彦
Side 2「愛の時間」
作詞:安井かずみ、作曲:鈴木邦彦
でございます。
村井邦彦は
市川崑が撮った映画
『悪魔の手毬唄』(1977)の
音楽を担当している人なので
てっきり「女の時間」の方を
作曲したのだろうと思っていたら
あにはからんや
「恋人時代」の方だった
という意外性も
聴きどころだったり。
なお、RCAビクターのスリーブも
当時、同社で出していた
アーティストの顔写真が
プリントされています。
表面(?)はすべて
洋楽アーティストばかり。
裏面にようやく
日本人の顔が見られます。
シルヴィ・バルタンの横に位置する
北野ルミは
Wikipedia にも項目がない
レア・アイドルでございます。(^_^)