今日は昼前から夕方にかけて

(夕方というよりむしろ

夜というべきですけど)

池袋で塾の会議でした。

 

帰りに例によって

ディスクユニオンに立ち寄り

レコードを漁っていたところ

久美悦子の未入手盤を

久しぶりに見つけました。

 

『裏町エレジー』

(テイチクレコード SN-115、1964.9)

 

こちらは

デビュー盤の『裏町小唄』と

競作盤『アリューシャン小唄』との

間にリリースされた

おそらくはセカンド・シングルに

あたるものと思われます。

 

 

久美悦子に

「裏町エレジー」と

「ポンチャチャ節」という

曲があることは

知っておりました。

 

以前、ヤフオクで

4曲入りコンパクト盤の

『裏町小唄』を入手しまして

 

『裏町小唄』コンパクト盤

(テイチクレコード SS-67、1964.10)

 

こちらに入っていたからです。

 

 

このコンパクト盤の存在で

「裏町エレジー」と

「ポンチャチャ節」を収めた

シングル盤が出ていたであろうとは

想像されたのですが

これがネットで検索しても

意外と引っ掛からない。

 

ずっと懸案になっていたのですが

それが忘れた頃に

ひょっこり見つかるのですから

古レコード探しは面白い。

 

 

曲自体は

小唄歌謡系のもので

それに合わせてなのか

河藤流家元・河藤たつろによる

振付けがついています。

 

『裏町エレジー』ジャケ内側

 

『裏町エレジー』ジャケ最終面

 

河藤たつろの名前に

見覚えあるなあと思って

自分のブログを検索してみたら

以前紹介した久美悦子の

『柳ケ瀬小唄』にも

振付けを提供されていた方でした。

 

 

『柳ケ瀬小唄』を紹介した際

六〇年代に、この手の

振付け指南付きレコードが

流行ったのではないか

というふうに書きましたけど

今回の『裏町エレジー』は

その際に言及した

笹みどりの『下町育ち』より

1年早くリリースされているのも

興味深いところで。

 

それに加えて
『柳ケ瀬小唄』の2年前に

河藤たつろによる振付けが

つけられたレコードがあるとは

思いもよらず。

 

などと

一人で面白がっている次第。(^^ゞ

 

 

いずれにせよ、これでまた

久美悦子ディスコグラフィーの完成に

また一歩近づいたことになります。

 

誰が期待しているわけでも

求めているわけでもないのですが

だからこその

密やかな楽しみ。

 

リスト作りとは

そういうものです( ´(ェ)`)

 

 

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