『新 仮面ライダーSPIRITS』15

(講談社コミックス デラックス、2017.3.17)

 

『ワカコ酒』の9巻を買った時

その近くに積んであった新刊の

第16巻が目に入ってきました。

 

おお、新刊が出たと思って

購入して出だしを読んでみると

どうしてこういう始まりになるのか

ちょっと分かりませんで

例によって忘れているのかと思いつつ

念のため、以前のブログ記事を

検索してみたら

なんと第14巻までしかヒットしない。

 

えーっ!

いつの間に15巻を

すっ飛ばしてたんだーっ! Σ(・ω・ノ)ノ

 

 

と思って

採点済み答案を届けに

横浜に行った際

大きな新刊書店を

探し回ったのですけど

ないのですねえ、これが。

 

ちょうど15巻だけ、ない。(´・ω・`)

 

 

出たのが3月ですから

半年経って

そろそろ店頭在庫が切れる頃だし

切れても補充しないタイミングと見ても

おかしくないわけで

結局、地元の新刊書店の

ひとつで見つけたという。

 

ちょっと焦りました(;´▽`A``

 

 

第15巻は全編を通して

ライダーマン結城丈二と

バダンの大首領JUDOとの

「虚無の牢獄」における

一騎打ちを描いています。

 

思念体同士の戦いという

ほとんど

サイバーパンクSFのような

設定になっていて(たぶん)

正直、理屈がよく分からない。

 

ただ、結城丈二が

デストロンに入る前から

V3と共闘するまでの経緯を

JUDOがその能力によって

追認するあたりは

ちょっと面白かったです。

 

 

デストロンから来た勧誘者

(その正体は意外な人物)が

「観る事のない

 核廃棄物の半減期は

 全て未来に押しつける」

「短命の悪知恵

 それが人間の本質」(p.53)

と結城に語る場面があります。

 

だから「地球を救え」と言って

デストロンの首領は

結城を取り込むのですけど

正義観や理想が強ければ強いほど

正義や理想の実現を急げば急ぐほど

こういう言葉に

取り込まれやすいということを

と思ったりしたことでした。

 

 

巻末には

当時、怪人の声を担当する

テアトルエコーの俳優を

キャスティングした

現在、テアトルエコーの

代表取締役へのインタビューを掲載。

 

それに加え

石ノ森萬画館と

横手市増田まんが館との合同企画

「仮面ライダー生誕45周年企画展」用の

特別冊子に村枝が書き下ろした

「風の絆 〜東日本大震災を駆けた男たち〜」が

収録されています。

 

震災があったため

その年に開く予定だった合同企画が

増田まんが館のみで開かれたあと

5年後に、改めて合同企画として

実現されるまでを描いた

ドキュメンタリーで

被災時に九死に一生を得た学芸員の体験や

当時の風景が描き込まれています。

 

 

あの震災から

まだ6年しか経っていないのか

と思うと、

そしてその後の

原発をめぐる動きを思うと

複雑な想いにとらわれずには

いられません。

 

かといって

デストロンへの道を

選ぶわけにも

いかないのですけれど( ´(ェ)`)

 

 

ペタしてね