宍戸留美がライブで
「samida-rain」を歌う際
よくMCで、この曲は
小泉今日子のカバーだ、とか
加藤いづみのカバーだ、とか
話してました。
そのころ
宍戸留美のツイッターを
フォローしていて
いちどタイムラインに
加藤いづみとのやりとりが
流れてきたことがあったと
記憶しています。
ところで自分、
キョンキョンは知ってましたが
加藤いづみの名前は
残念ながら、知りませんで。
宍戸留美が
みんな当然知っているだろう
という感じで
MCで話していたため
いろいろ検索した結果
ようやく知ったという。f^_^;
そして
検索している時に見つけた
加藤版「samida-rain」を
収録しているアルバムが
『ピンクノイズ』でした。
(Kamuy Record: KMY-006、2012.4.25)
さっそく Amazon で購入したのですが
これは実に良い買いものでしたねえ。
カムイ・レコードというのは
上田健司が設立したレーベルです。
浪漫舎というユニットは
加藤いづみデビュー20周年を記念して
過去に上田が作った曲や
上田に提供された曲を歌う
というというコンセプトで
結成されたとのこと。
この盤の録音の
何がいいかというと
伴奏楽器が
ヴァイオリンとウッドベース、ピアノ
アコースティックギターであること。
シンセサイザーも使っているけれど
基本的に
アンプラグド・テイストの
演奏なわけです。
トラック1の「samida-rain」で
ピアノの序奏の後
ヴァイオリンの音が加わるあたり
クラシック好きな当方の琴線に
めちゃくちゃ触れたのでした。
ちょうど
「夢見るシャンソン人形」の
聴いた時の感動に似ているかも。
また、加藤いづみの声質は
チャイルディッシュであり
クリアカットな感じで
それなのに、なのか
それゆえに、なのか
哀愁を感じさせるあたりが
当方の趣味にぴったり。
宍戸留美の
『Ruminescence』(2013)では
「samida-rain」の他に
本盤収録の「For You」も
カバーされています。
(宍戸盤の表記は「for you」)
聴き比べて
その声質の違いや
アレンジの違いからくる
曲の印象の変化を楽しむのも
おすすめです。
とにかくもう
アルバム全体の
出来の良さにびっくりして
加藤いづみのベスト盤
『My little stories』を
買ってしまったほどなのでした。
(ポニーキャニオン PCCA-04258、2015.8.19)
上は外箱で
中には下のように
収録曲への本人コメントや
リリースしたCDのジャケ写、
本人ポートレートを収めた
豪華52ページ
カラーブックレット付き。
こちらのCDに収められている
シングル曲「元気でね バイバイ」の
セルフカバーが
『ピンクノイズ』の方に
収められているので
聴き比べも楽しめたのでした。
今回も、前回に引き続き
敬称略で書いています。
ご了承くださいまし。m(_ _ )m